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2011年7月 7日 (木)

「ディグダグ」~私のこころ なぜかふくらむ 恋のポンプで♪

1982年3月ナムコより、”戦略的穴掘り”ビデオゲーム「ディグダグ」販売。 

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今でも名を馳せる名作タイトルの一つでありますね。

 

ストーリーなどは特に無く、主人公”ディグダグ”が、地下に巣食うモンスター「プーカ」、「ファイガ」達を全滅させるという、ただそれだけのゲームです。
そのモンスターは、モリで3回連続でつついて”パンク”させるか、”岩で潰す”か、の2つです。

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このシンプルさが、That's Video Game!って感じで素敵です。



 

昨今のゲーマーには、地味かも、なので、やったことない人もいるかと思います。
今回は、そんなゲーマーの方にも、「ディグダグ」の魅力を分かってもらい、これがもしキッカケとなって、遊んでもらえればなあ、と思って紹介します。



そして、意外と”地下”をテーマにしたゲームって無いものでして、このゲームの最大のポイントになったりもします。

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なお、その他の”地下っぽい”ゲームは、「ディグダグ」の後に出てます。
1982年4月タイトー(センチュリー)から「ザ・ピット」が、1983年2月STERNから「BAGMAN」、1984年4月タイトーから「ちゃっくんぽっぷ」くらいでしょうか。
PCだったら、1984年に「バルダーダッシュ」ですかね。

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おっとと、「スペランカー」ですか!?
こちらはATARI 400/800が元祖で、1983年販売ですねえー。

なお、ファミコン版のスペランカーの身長は16ドットで、14ドットの高さから落ちると死にます
自分の身長に満たない高さですwww
横穴、 横道にそれましたね。。。

 

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本題は「ディグダグ」でした。。。

で。1982年当時は、「ディグダグ」が大ヒットしました。
今見ると、たいしたことないですが、ヒットの要因としては4つと思います。

#1- ポップなキャラクター
#2- 自分で”迷路”を作れる
#3- ”岩”によるまとめ潰し
#4- 岩へ誘導するための様々なテクニック

これらを紹介しましょう。





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■ ポップなキャラクター

この当時に、”軽い、明るい感じでポップなキャラクター”というのは、それなりに珍しかったです。

主人公「ディグダグ」も勇ましい感じもなく、かっこ良い感じでもなく、可愛げがあります。
(「ホリ・タイゾウ」は、ミスタードリラーで付けらた後付の名前ですね)

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                      ディグダグ
   後の”ホリ・タイゾウ”ですね。今だにこっちの名前はしっくりきませんw

 

また、”モンスター”とは言っても、「プーカ」や「ファイガ」はとても魅力的です。
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それまでは、インベーダーを始めとする”いかにもなエイリアンっぽいキャラ”や”機械っぽいキャラ”などで、決して可愛げのあるものではありませんでした。

 

もちろん、「パックマン」は、まさに女性ウケを狙ったキャラクターで大ヒットした作品ですが、それ以外の作品のキャラクターは、とても本作「ディグダグ」と比べポップではありませんでした。
(「ディグダグ」も女性ウケを狙ったのかもですねー)

 

一応、それっぽいかなあと思うのは、1981年8月コナミから「フロッガー」や、1981年11月コナミから「ターピン」ですが、やはり「ディグダグ」のキャラクターは秀逸です。

 
 

そして、なんといってもディグダグの曲もポップで明るく、また面白いギミックとしてディグダグが歩行したときにしか曲が再生しない、という演出もディグダグの雰囲気を盛り立てます。
 
 
作曲は、ナムコ黄金期の支え、またゲーム作曲の母といえる、慶野 由利子 女史(けいの ゆりこ)です。
ちなみに、実際には「歩行音」であることは、まさに女史が独白しておりますwww

http://www.kotaku.jp/2011/08/retrogame_music_namco.html

(本当に歩行音だったとはー)

 
 
  

 

この、「ディグダグ」のゲーム全体で明るい配色、そしてポップな曲(歩行音w)はゲームセンターでも目を引きました
何気にヒットの要因の一つと思います。





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■ 自分で”迷路”を作れる

1981年「パックマン」や1981年クラールの「クラッシュローラー」、1981年データイースト「ロックンチェイス」など、迷路がすでに与えられているものが多かったのですが、本作は自分で掘り進めることで、モンスターの誘導路を自分で作れる、というのがとても斬新でした。

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また、階段状に掘り進めることで、歩行速度が上がりモンスター達を若干引き離すことができます。(通称「階段掘り」と言われてました)
普通に、土を掘ってると、モンスターに追いつかれます。

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なお、自分が歩いている時だけ、BGMが鳴ります。止まっているときはBGM鳴りません。
地味にこういうフィーチャーも新しかったです。



で。モンスター達もいつまでも穴に閉じこもっていません。
彼らは地中を移動することができます。
これを「
目変化」(めへんか)といいます。

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このゲームで面白いのは、全ステージで、このモンスター達が「目変化」で地中移動する順番が決まっているのです。(あんまり気にする人いませんでしたが)

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                  1面なら「左上」>「右上」>「右下」>「左下」の順番で”目変化”



この順番を踏まえつつ、掘り進んで通路を作って、モンスター達を誘導していきます。もちろん、覚えていなくても、直感的に誘導はちゃんとできます。

なお、全16ステージで、その後は1ステージ目に戻りループします。





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■ ”岩”によるまとめ潰し

さて、誘導路をつくり、うまく誘いこむことで、本作最大のフィーチャーである
”岩”を使って、モンスター達をまとめて潰すと、
巻き込んだモンスターの数により得点が変わります。

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                                              モンスター数 得点
                                                    1匹 1000 点
                                                    2匹 2500 点
                                                    3匹 4000 点
                                                    4匹 6000 点
                                                    5匹 8000 点
                                                    6匹 10000 点
                                                    7匹 12000 点
                                                    8匹 15000 点

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これがまた、本作「ディグダグ」を熱くするポイントですね!
ハイスコアを狙うなら、まとめ潰しは必須です。
そうでなくても、まとめて潰したときはスカっとしますwww

地下を掘りモンスター達の誘導路で連れ込み、一気に岩で撃退!
これが本作を
”戦略的穴掘りゲーム”と言われる所以です。





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■ 岩へ誘導するための様々なテクニック

もっとも、”戦略的穴掘りゲーム”というのはそれだけではありません。
モンスター達との戦いの中でも、
非常に多彩な技があります。

 



”チクっとさす”
モリを1回だけさした状態です。
レバーを反対側に入れれば、ちょっとした足止め効果があります。_d30_chi

 



”プッとさす”
モリをさし、さらに1回ボタンを押した、2段階目の膨らんだ状態で、離した状態です。ちょっと停止時間が長いです。

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”プクプク”
モリをさし、2回ボタンを押して、モンスターが3段階目に膨らんだ状態で、離した状態です。それなりに停止時間が長いです。

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”太らせておく”
「プクプク」状態にして1段階しぼんだら、もう一度モリをさし「プクプク」状態にすることです。やってること自体は「プクプク」と変わりません。

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”風船抜き”
ポンプで膨らませたモンスターは通りぬけができます
この技(というほどでもないですが)を駆使し、前後からくるモンスター達を避けることがポイントになります。

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”2匹足止め”
同じ方向から2匹同時に追いかけてきた時、ます始めに振り向いてすぐ手前のモンスターを膨らませ、その後ろを通過し、もう1匹のモンスターも膨らませます
始めに膨らませたモンスターが復活してくるので、また膨らますというのを繰り返すことです。

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”陰険打ち”
土壁が薄い場合は、壁ごしにモンスターにモリを打ち込むことができます
壁があるので、モンスターはこちらには来れません。

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”タイミング落とし”
ディグダグが岩の下の土を掘ると約2秒後に岩は落下します。
このタイミングをはかって、引き連れてきたモンスターを潰すことです。

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”病気掘り”
落としたい岩の少し下から、下方向へ向かって深く掘ります
十分掘りましたら、今度は上に掘り上がりモンスターを待ちます。
モンスターが来たら「足止め」でモンスターをためて岩を落とします。

この時のポイントは、「横穴」です。
横穴が無い方向へずれて、岩を落とすことです。

_d38                                           写真が取れなかったので・・・
                             電場新聞社 刊「All ABOUT NAMCO」 から抜粋

 ちょっと分かりづらいですが、上記の写真であれば、縦の長い穴の真ん中ほどに、左からこの縦穴を掘った感じがわかると思います。
そして、岩を落とす際には「右」にずれて落とす、ということです。
(岩が落ちたら、すぐに左に行き、縦穴に戻る)

これは、モンスター達が、ディグダグの横軸に合わせて移動する習性があるため、横穴が無い方向に逃げる(左に行くと、モンスターが横穴に逃げてしまうため)ということを示します。



”パラライサー縦打ち”
岩の下を掘ってから岩が落ちるまでに約2秒の間があります。
下から掘り上がって、ちょうど岩の真下でモンスターを待ちます。
モンスターが近づいてきたらスグに振り返り「チクッとさし」て横に逃げます
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                                            写真が取れなかったので・・・
                             電場新聞社 刊「All ABOUT NAMCO」 から抜粋

 

 

とまあ、細かい技が結構ありまして、他にもあります。
で。
いちいち”技の名前”がついてましたw




実は当時、ナムコ系直営店のゲームセンターでは、販促グッズとして「ディグダグ豆本(DIGTIONALY)」というのが配られてまして、そこに掲載されているナムコ公式の”技名”ですwww



今となっては、幻の資料なんですが、CHANNEL084 様のページに、この豆本の内容が掲載されてます!!
http://www.geocities.jp/hiropong_7650/mamehon/digdug_mame.html

 




で。つまり、「ディグダグ」ではこららの技を駆使して遊ぶことが、始めから設計されて組み込まれていたんですね。

”戦略的穴掘りゲーム”とは良く言ったもので、非常に良くデザインされたゲームであることが伺えます!




というわけで、ディグダグ動画ですw



 





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さて、こんなポップな「ディグダグ」ですが、古参ゲーマーには常識ですが、「恋のディグダグ」という歌がありますw

 

「ナムコ ベストヒット パレード」というCDの中に、収録されています。
オイラのお気に入りのゲーム音楽CDの一つです。

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こう、アレですよ、とても甘酸っぱーい感じの歌詞で、なんかプラトニックでラブなところが、色んな意味で泣けますwww

聞いたこと無いかたは是非聞いてください。







そして、こんなディグダグですが、過ぎ去った甘酸っぱい過去を思い出しつつ、過去の名作「ディグダグ」をプレイして是非1周クリアを目指してください!




パンクするほど DIGDUGしてね モリでつついて~♪
(すごい歌詞だと思うんですが)

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コメント

PSPのナムコミュージアムでやったことがあります
あのころは何も考えずに全員ポンプで破裂させてました・・・
「考えて動いてまとめて潰す」という考えに至らなかった当時はあまり面白いゲームと思えませんでした(´・ω・`)
実は奥の深いゲームだったんですね・・・

>>HaNiWaさん
コメントありがとうございます!

私もアーケードで出た当時は、ひたすらポンプで破裂で遊んでましたので、ちょっとイマイチ感があったのですがw

とてもうまいプレイヤーが岩でまとめてやっつけてるのを見たときは奥深さに衝撃を受け、ゲーセンでそのお兄さんに色々教えてもらい、マネしはじめて面白さを理解できましたw

フトコロの深いゲームですよー。

こんにちは。
豆本うp主です。

自サイトをググっていて辿りつきました。
ちなみに、私は50万点が限界でしたw

>>Hiroさん
おおおお。コメントありがとうございます!
そして、貴重な豆本の掲載ありがとうございます!!
こっそりリンク貼ってましたw
 
 
久しぶりに見た豆本には、目頭が熱くなりました。。。
そして、数々の懐かしグッズ紹介でも涙腺がゆるみましたw
ゼンマイ プーカ欲しかったです。。。缶バッチも何個かまだ持ってますが、「カイの冒険」と「ワンダーモモ」は持ってないので欲しいですw
 
 
そして50万点!すげえッス。
オイラは、行っても20面くらいで20万行くか行かないかくらいだった気がします。。。

ゲーム関係は一通り見てくださったのですね。
ありがとうございます。m(_ _)m

ゼンマイプーカですが、ヤフオクでたまに出ますけど、
当時販売されていたピョンピョン跳ねるプーカと、
後から出た若干顔つきの違う歩くプーカ(笑)があるので、
本気で入手しようと思ったら↑に気をつけてください。

缶バッジは地元のナムコ直営店でも、
けっこうな数がゲームの景品として使われたので、
ゼンマイプーカより入手は簡単だと思いますよ。

>>Hiro さん
ゼンマイプーカって、顔つきが違うのがあるんですね。。。しかも跳ねる のと 歩くの 違いが。。。
これは2つ集めねば!とはいえほとんど機会が無いんですよねえ。

缶バッジは数も多いですが、コツコツ買い集めてみますー。
カイが欲しいっすーー。

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