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2023年7月

2023年7月26日 (水)

SONY 「BVM-D20F1J」 HRトリニトロン ブラウン管モニタを買ってしまった <色々なゲーム機を繋げてケーブル地獄

■SONY BVM-D20F1J HRトリニトロン ブラウン管モニタ

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在宅勤務が始まってから数年経過したのですが、身体はもう完全にソレになってしまいました。通勤時間を別のことに使えるのは本当にメリットが大きいですね。あと、宅配便を受け取るのが本当にラクちんw 

こんな状況下ですが、会社ではオフィスが引っ越しました。拡張のために自分の属する部署が新しいオフィスに移動することになりました。荷物はすでに会社から引き上げているので引っ越しは何もせずに終わったのですが、通勤時間が伸びるのが悩みのタネです。もう在宅勤務仕様の身体になってしまったので通勤に耐えられるか自信がありませんw

 

しかしほんと色んなテクノロジーの進歩って凄いですね。インターネットでオフィス勤務と遜色が無いレベルで業務できちゃいますし、液晶モニタの進歩もすごくて解像度がFHDどころか4Kとか広くて仕事がしやすいです。Excelのセルが小さくて目が痛いですがw

でも、ココ数ヶ月は何を思ったか、会社から支給された24インチFHD液晶モニタを片付けて、昔Windows 98や2000時代に使っていたCRT(ブラウン管モニタ)を無理に会社業務PCのセカンドディスプレイにしています。 1600X1200以上が表示できるCRTはまだいけますね。こういうスタイルは在宅勤務ならではですなあw

 

が。設置場所が。。。ブラウン管、邪魔過ぎる(実際大きいですから)。。。あとモニタのウォームアップ時間が終わるまで色がなんか落ち着かない。。ブラウン管の宿命ですな。

 

 

で。前回PVM-20M4Jの話から数年。。。実はPVM-20M4J購入の半年後に、、、

どうしてもやっぱり15KHz以上が映したくなってしまったんです。。24/31KHzはアーケードブラウン管でカバーしようと割り切ろうとしましたが、やっぱり我慢できませんでしたw

 

で。

 

ブラウン管邪魔とか言いながら、ついカッとなってBVM-D20F1J 買ってしまいました。。。PVM-20M4J購入価格の数倍でした!(レア基板買えたなあ。。)

 

でも、PVM上位のBVMッス!!TV局の制作現場のようなシビアな環境下で使われる用途のリファレンス用の ”マスターモニタ” ということで値段がエライ高かったですが、BVM-D20F1Jは、480p、720p、1080iまで行けます。残念ながら1080pは行けませんが十分です!1080pは液晶モニタで対応することにしました。

・・・当初、同じく15KHz以上対応するPVM-D14L5J や PVM-D20L5Jでも良かったのですが、ブラウン管は場所を取るから、どうせ買うのであればせっかくなのでスペック的に良いものをと思い、BVMに手を出してしまいました。(正直、スペック的にも違いがよくわかってませんが)

 

というわけで、(だいぶ前の話になるのですが) 今回はBVM-D20F1Jです。

これからBVM-D20F1Jを買ってレトロビデオゲーム機を接続するんじゃいという人向けに(いるんだろうか)、以下機器との接続方法のご紹介です。

 

■BVM-D20F1J外観 と レトロゲーム接続のための接続端子
■アーケード基板(15KHz)を接続する!
■PC-Engingミニ/アストロシティミニを接続する!
■DreamCastを接続する!
■Blu-rayプレイヤーを接続する!
■PlayStation3を接続する!
■PC-8801MA2を接続する!
■X68000を接続する!
■PC-9801BA3を接続する!
■コントローラー マウンタ モドキを接続する?

 

いやぁ、、、ほんと接続には苦労しました。。

 

 


■BVM-D20F1J外観 と レトロゲーム接続のための接続端子


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でーんとBVM-D20F1Jを設置 なかなかの貫禄です

 


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BKM-10R(下側)コントローラ と BKM-11Rコントローラ(小型のほう)

 

BVM系は別売りのコントローラ(BKM-10R)が無いと一切操作できません。(本体の設定によっては、背面のメインスイッチを入れることで表示だけはできますが)

本当は、モニタの下にコントローラを設置できるマウンタキット(BKM-32H)も欲しかったのですが、タイミング悪く入手できませんでした。。で。なぜかついでに小型のBKM-11Rコントローラもなんとなく買いました。

 

しかし、、本体の奥行きがだいぶあり、、57cmもありますので設置する棚には注意です。

あと、モニタ重量も20インチなのに40kgあり、、、階段とかマジ地獄です。これ、油断すると腰やられますね。1人で運ぶものじゃないですよw

 

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背面が物々しいです。。

 

メンテンナスしやすいように、電源も含め各種接続端子ボードがスロットで取り出せるようになっています。やっぱ業務用ですと修理の時間も重要ですので、ボード交換で済ませれるのは良いですね(別に業務としては使いませんし、ボード交換もしないだろとw)。

 

Img_4196

 

さて、PVMではRGB接続はちょっと特殊でしたが、コンポジットやS端子はそのまま使用できましたが、BVMシリーズはさらに民生機用のケーブル(というかコネクタ)が全く使用できません! 全部BNC端子です。

 

オイラが買ったときは、デフォルトのアナログカード(一番右のカード)以外にも、SD-SDI/コンポジット/コンポーネント接続カードBKM-21D、HD-SDI/コンポーネントカード(BKM-42HD)が搭載されていました。

 

のでオイラの構成では、RGB/コンポーネント、コンポジット、SD/HD-SDIが使用できます。

つまり、、オイラの構成にはS端子はありません。。BVM-D20やD24/D32の場合は、別途BKM-24N(NTSC用)かBKM-24T(NTSC/PAL対応) が必要になりますが、まずこのボード単体での入手がかなりハードルが高く。。S端子接続はちょっと難儀です。(と言いますか、BVMシリーズでS端子接続自体が結構なヤマです)

 

なので、S端子接続の際には、別途S端子を変換する機器を用意するのが現実的な解です。

 

あと、HDMI端子はありません。が。業務用HDMIと言われるHD-SDI端子がBKM-42HDにあります。が、BNC端子なので勿論そのままでは接続できません。変換器を別途用意する必要があります。

 

で。実はタチが悪いのは、各OUTコネクタです。

このOUTコネクタ自体は、INで入ってきた信号をループアウトで外に出すコネクタですので、その他のPVM/BVMなどのモニタにディジーチェーン接続することで同時に表示ができるようになります。

が、INに接続はしてもループアウトしないときは、”75Ωターミネータ”が必要だそうで。。(INに接続していなければ ”75Ωターミネータ”は不要)

 

あとPVMと違って、モニタにスピーカは内蔵していないので、音声に関しては別途アンプとスピーカーを用意する必要があります。

 

とまあ、、ゲーム用途で使うには、ちょっとめんどくさい感じになってます。。。
で。気を取り直して、レトロゲーム機をBVM(やPVM)にRGBで繋ぐために用意するものは、、、2つです。

1)BVMのRGB端子に接続するための”BNC変換ケーブル”
2)レトロゲーム機から、”BNC変換ケーブル”に接続するためのケーブル

 

BVMはとにかくケーブル地獄なのです。。

 

 

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1)BVMのRGB端子に接続するための”BNC変換ケーブル”

前述のようにBVMにはRGB21端子やSCART端子は搭載しておらず、BNC端子でRGB接続が必要ですので、例によってBNCに変換が必要です。

Img_1542_20210903235001オイラのはSCART→BNC RGB変換ケーブル

このケーブルの問題は、日本ではなかなか入手できずオークションサイト か 海外のサイトから購入になることです。

ヤフオクで探す場合は、キーワード”RGB21 BVM”で検索してください。種類は多くないですが、海外から買うよりかはオークション終了時間を考慮しても、モノの到着までの日数は早く、価格もすこし安いです。(おおよそ4,000-5,000円)

 

 

もし、海外から変換ケーブルを買う場合は、下記サイトがおすすめです。製品そのものは上質です。

RGC - Worlds No. 1 for Retro Gaming Console Accessories and SCART Cables (retrogamingcables.co.uk)

英語はそんなに難しくないので大丈夫です。ブラウザにある翻訳機能を使えば簡単です。

 

が。それよりも海外の場合は送料がそこそこ乗っかるのと、納期に時間がかかることです。

送料は重さで決まりますので複数買えばちょっとお得です。だいたい3,000-4,000円くらい。でも円安だともうちょいかかります。

特に納期。通常、購入から手元に来るのに3週間前後かかります。オイラは結構海外から買ってますが、3週間かかるものの、届かなかったり等のトラブルはもありません。本当に厄介なのは3週間、ということくらいです。

とりあえず質より値段だという場合はAliExpressから買うという選択肢もあります。

 

いずれにしても、”BNC変換ケーブル”を入手することが第1の難関です。


 

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2)レトロゲーム機から、”BNC変換ケーブル”に接続するためのケーブル

さて、、、1)で入手するBNCで変換ケーブルが ”RGB21規格” か ”SCART規格” かが重要になります。ソレに対して、今手持ちのレトロゲーム機用の端子(RGB21かSCART)を、合わせる必要があります。RGB21端子とSCART端子はピンの互換性が無いためです。

 

ですが、もし「 ”BNC変換ケーブル”はSCART規格だが、すでに各ゲーム機のRGB21規格のケーブルをお持ち」の方は、RGB21→SCART変換ケーブルを更に用意するほうが効率的です。

  

すでにレトロゲーム機のRGBケーブルをお持ちの方の多くは、純正の各機種のRGBケーブルだと思いますが、オイラ的には非純正でも新品を買うほうがオススメです。

というのも、純正RGBケーブルは生産からだいぶ経年しているので、端子内部に搭載しているコンデンサや抵抗、ハンダの劣化がかなり進んでいる物が多いです。自分でハンダゴテ使ってメンテ出来るのであれば延命できるのですが、手間なので。。

 

そのため、すでに純正RGBケーブルをお持ちの方でも、新規に買ったほうが良いと思います。

 

     

 

日本国内だと、探せば各レトロゲーム機のRGB21ケーブルは取り揃ってます。古い純正RGBケーブルで接続してなんかノイズが乗るなあ、、と悩んで時間使うより(大抵ケーブルが原因とは思わないので)、非純正でも新品を買ったほうが結果的に良いと思います。

 

オイラも純正ケーブルたくさん持ってますが、メンテがめんどいので非純正新品で結局全部買い直しました。結果、オイラは手持ちのゲーム機のケーブルの99%は、SCARTのケーブルです。

なんでSCARTのRGBケーブルなのかというと、上記でも紹介したretrogamingcables.co.ukのサイトのケーブルで買い揃えたからです。

Search - SCART Packapunch (retrogamingcables.co.uk)

 

このサイトでは、かゆいところに手が届くケーブルも扱ったりしてまして、例えばPlayStaion 1/2用の ガンコン対応のRGBケーブルとか(PS純正RGBケーブルでもガンコン使えるのですが、ちょっとケーブルの取り回しが面倒なんです)、大変便利です。

 

SCARTで揃えた場合、国産の周辺機器と接続するときはそのまま繋がらないのでこの点は不便ですが、SCART→RGB変換すればいいので困ったことはありません。

 

 

で。

とりあえず、BNC変換ケーブル と 各ゲーム機用のRGBケーブルさえ揃ってしまえば、あとは接続して電源Onッス。

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PVM-20M4JとBVM-D20F1Jを並べた図

 

いろいろ調べると先人達の評価では、15KHz表示はPVM-20M4Jのほうが上っぽいですが、BVM-D20のほうが微妙にくっきりです。

レトロゲーム機がソースであっても、よーくよーくよーく見比べると微妙にくっきり度が高いです。水平解像度(垂直TVライン数) が900本というBVM-D20のスペックのおかげですかね。”リファレンス モニタ” と言うだけありますなあ。

 

ただ正直オイラ程度の環境 と 知覚レベルでは、PVM-20M4JとBVM-D24F1Jで同じソースで画面だけ見せられたら差はわからない程度です。

ソースの問題もあるでしょうけど、スペックはBVM-D20のほうが上なのでやっぱりD20のほうが上でしょう。安直ですが、なるべく客観的に考えたらまずはスペックベースかな、と。

 

この写真では、右側のBVM-D20はキャリブレーション前に撮った写真なのでちょっと色合いが違いますが、ちゃんとキャリブレーションすればとても綺麗に映ります。色数が少ないレトロゲーム系で言うのもなんですが。

 

あと、BVMでは入力解像度が表示できるのですが、レトロゲーム機で一般的な240p信号は ”480/60i” と表示されるようでで、どうやら仕様です。

 

 

 

 


■アーケード基板(15KHz)を接続する!

 

すでに前述でCPS2基板接続の写真はありますが。

接続方法はシンプルに、コントロールボックスから出ているRGB21ピンケーブルに、RGB21→BNC変換ケーブルを接続して、それを背面のRGB C-Sync端子に接続すれば大丈夫です。

RGB21ケーブル と BNC変換ケーブル さえあれば、サクッと映ります。

 

ただまあ、BVM側の設定は必要なので、しっかりやっておきましょう。色々いじってればわかるものですが、簡単に一説明すると、

1-BVMのコントローラーで任意のチャネルを選択します。まあ、1ボタンを押せばOKです。
2-MENUボタンを押し、一覧から
INPUT CONFIGULATIONを選択します。
3-FORMATを選択し、”COMPONENT”を選択します。(この中にRGB設定がある)
4-RGBを選択します。
5-一覧に戻り、SYNC MODE項目(同期信号設定)で、
EXTを選びます。

 

これでOKです。コントロールボックスの電源を入れましょう。

電源オン~。

 

Img_2915-2
爆突機銃艇が綺麗なのってなんか微妙に嬉しいですw
パケット とかめっちゃくっきりですww

 

Img_29571-2
Gダライアス
アーケードブラウン管もとても良いのですが、BVMはくっきり度が全然違いますな。。

 

いやあ、本当に綺麗です。基板から出ている信号を忠実に映せるってのは大変萌えますねw 当時、ゲーセンでこのクオリティの表示だったら一日中眺めていたと思います。

RGB改造ファミコンや、スーパーファミコン、メガドライブ、サターン、その他家庭用ゲーム機も同様の方法で接続できます。

 

この設定で映らなかった時は、INPUT CONFIGUATIONメニューのSLOT NOやINPUT NOを変更してみてください。複数ボードがある場合は、この項目でボード と ポートを明示的に指定する必要があります。これでもダメなときは、同期信号設定がINTになってないか再度確認しましょう。

 


■PC-Engingミニ/アストロシティミニを接続する!

さて、、、いよいよ本命の15KHz以上、すなわち480p、720pや1080iを映しますかー。ではとりあえず、720pのPC-Engingミニを。。

と思いましたが、PC-Engineミニの映像出力はHDMIですが、BVM-DにはHDMIなんぞありませんので、HDMI→HD-SDI変換を使います。あとは、HD-SDI端子に接続するためのBNCケーブルも必要です。

  

リンク貼っておいてなんですが、、、このあたりのケーブル系はSOUND HOUSEさんだととても安価に買えるのでおすすめです。

 

BNCケーブルは75Ωのものであれば大丈夫です。正直もっと安いものでも問題ないです。別に長距離伝送するわけでもないので。一般的な環境では、引っ張ったって3m程度でしょうから、この程度では差は出ないと思います。

 

ですがオイラは、カナレ(CANARE)社製のケーブルが好きなので基本カナレで揃えています。ケーブルの品質は勿論折り紙付きで素晴らしいのですが(前述の通りオイラの環境では差はほとんどありません)、一番の理由はコネクタの品質・強度です。

 

安価なケーブルも色々買いましたが、安いものはとにかくコネクタが壊れやすいです。
緩んで接触不良を起こす頻度が高かったのですが、カナレ製にしたらバッチリです。強度は勿論ですが、端子の品質もすばらしくキッチリ接続できますし、外す時もとてもスムーズでオススメです。とにかくコネクタのクオリティが素晴らしいのです。

愛と信頼と実績のCANARE製、推しなのです。

 

あともう一つの理由は ”見た目” です。やっぱ一流メーカーのケーブルは見た目もしっかりしています。まあ、、配線でウラに隠れちゃうのですが、ちょろっと見た時、かっこいーと思うと精神的な清涼剤になりますw

殺伐とした世の中には潤いが必要なのです。

 

 

しかし! 実はこのままでは、音が聞こえません。。。BVMには内蔵スピーカが無いので。。よって、さらにHDMIから音声を抽出する必要があります。

  
ケーブルはやっぱりSOUND HOUSEさんで買うのが良いです。

 

上記のBLUPOW HDMI 分配器 1入力2出力のやつは、HDMIから音声をRCAと光SPDIFで抜き出せます。

オイラはこれを使ってますが、おまけでHDMI分配機能もありなかなか便利です。しかも、1080/24pが通ります(ブラウン管BVMの中では、BVM-D32とBVM-F24J以外では使えませんが)、映画はやっぱり24pだと思ってます。ただし、HDMIケーブルがさらに1本追加になります。

無論、どのメーカのHDMIケーブルでもたいてい大丈夫ですが、オイラのオススメはカナレ製ですw

 

というわけで電源オン~。

ん?映らんぞ。と焦る前に、またBVM側でHD-SDI入力のチャネル設定が必要です。

 

というわけで今度こそ。電源オン~。

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PC-Engineミニ接続(720p)

 

うががががが、綺麗だーーー。BVM-D20は4:3モニタなので、これに720p出力(16:9)をすると上下に黒枠できてしまうのが残念ですが、発色の良さ と コントラストがバシッと決まり艶やかな画です。うおおおおお。素晴らしい!

 

アストロシティミニも、同じ方法でにバシッと決まります。

 

 

 


■Dreamcastを接続する!

ご存知の通りDreamcastはVGA(480p)出力に対応しています。当時は、PCのCRT(ブラウン管モニタ)に接続したものです。あまりの綺麗さに当時はビビりました。画面見たさにずーっとドリキャス遊んだものです。

 

で。このVGA(480p)をするには別途、VGAボックスが必要になります。VGAボックスはセガ純正もありますし(がプレミア価格でめっちゃ高いです)、非純正の安価ながらもVGAで良さげに表示できるケーブルもあります。

  

 

が。”VGA” ですので、、実は大きな問題があります。

”VGAボックス” 言うだけあって当たり前ですが、出力はVGA端子です。PC用のモニタであれば、そのまま接続できてバシっと綺麗に表示してくれますが、、、BVMでは勿論、このままでは接続できません。

VGA→BNC変換ケーブルを使えばイケるじゃん!と思いますが、VGAは同期信号が H/V-Sync で出力されているので、BVMには接続できません。BVMには、C-Sync同期信号が必要です。つまり、いわゆる”同期信号混合機”(Sync combiner) が必要になります。

 

それを単品で用意しても良いのですが、一番オススメなのは ”TORO” ボックスです。

TORO | beharbros

 

Dreamcast専用のボックスですが、純正より安価ですし、何よりかなり綺麗にうつしてくれます。そしてまた、VGA出力だけでなく、SCART(メス)コネクタも搭載しているので、SCART端子搭載のモニタにもダイレクトに接続できますし、SCART→BNC変換ケーブルを使っても接続できます。

 

 

が。

実はBVM-D20にとってはまだ乗り越えるべき障害が2つあります。

 

1)なんか色が緑色っぽく汚くなる

実はBVMではちょくちょくこの現象に遭遇します。

 

が。解決策はおおよそ決まってまして、BVM側のメニューで、”DLY P CLP” 項目を200前後に設定することで改善できます。

 

2)画面上部が歪む

これが最も問題です。結論から言えば、結局オイラは ”EXTRON RGB 192” を使う方法に行き着きました。

Img_1880

 

 

EXTRON製品は日本ではあんまりお目にかかれず、だいたい海外オークションサイト(eBay)とかが入手元になります。

海外輸入だと、送料もそこそこですし、さらに価格によっては関税がかかります。。そして何より、到着までがだいたい3-4週間と遅いです。
でもコレ意外の方法もあるかもしれませんが(IMAGENICS社のHSC-7000とか)、たぶんEXTRON 190(や192)を使うのが手っ取り早いかもしれません。他のEXTRONシリーズのものでも行けそうな気もしますが、オイラが確認したのは192です。

 

もし、ヤフオクとかメルカリとかで、EXTRON RGB 190(か192)が出てたら買っておいたほうが良いかもしれません。さらに注意としては、192は電源を内蔵していないので、EXTRON製品用のACアダプタが付いているものを買う必要があります。うっかりACアダプタ無しで入手してしまうとちょっと面倒です。

 

あと、このEXTRON 192ですが、信号入力はVGA端子、出力はBNC端子になります。よって、TOROからEXTRON 192の接続にはVGAケーブル、EXTRON 192からBVMへの接続にはBNC4本<>BNC4本のケーブルが別途必要になります。例によって、ケーブルメーカーはどこでも良いですが、オイラはカナレが好きなのでw

  

 


面白いのは、BNCケーブルの接続の仕方によって、同期信号出力が変わるのです。背面側は、RGBとC-Syncの4つにBNCにケーブルを接続することで、C-Sync(混合同期信号)になりますので、この機能を使ってBVMに接続すればOKです。これで画面の歪みも解消されます。

 

 


■Blu-rayプレイヤーを接続する!

せっかく、1080iに対応しているのでゲーム以外でも活用したいってもんですよね。接続としてはコンポーネントで1080iで接続します。

使うケーブルは、GBRのコンポーネントケーブルですが、プレイヤー側は一般的なRCA端子ですが、例によってBVM側はBNC端子です。

 

が。

実はまた問題があります。。最近発売されているプレイヤーではコンポーネント端子を搭載していないものが多いですし(HDMI端子のみ搭載って増えましたねえ・・・)、実はそもそもコンポーネントでは480i出力に制限されているプレイヤーがほとんどでして、中古で出回っているプレイヤーでコンポーネント端子があっても1080iで出力できないものが非常に多いです。コンポーネント信号自体がHDCP信号を実装できないための問題なのですが、詳しくは下記を見てください。

'11年発売のBD機器はアナログ出力をSD解像度に制限 - AV Watch (impress.co.jp)

 

なので。

コンポーネントで1080i出力するには、2011年製造以前の各社Blu-rayプレイヤーである必要があります。Blu-rayプレイヤーを中古で探すときは、型番やプレイヤー背面にたいてい貼ってある生産年のシールを確認することが重要です。

そのためにオイラは、SONYのBDP-S5000ES と BDP-S370を未だに愛用しています。

 

   
幸い中古ではまだ売ってます
オークションやフリマからの入手の際にはBlu-ray/DVD再生確認済みを狙いましょう
ピックアップが死んでる個体が多いです(大抵、メディア認識時のコピーガードで引っかかる)
もっとも、昔のプレイヤーは、相性によって一部メディアを認識できないケースがそこそこあります

 

 

が。実は、最近のプレイヤーでも一応回避策はあります。接続が大変面倒ですが、、、その点については、次章の ”PlayStation3を接続する!” をご参照ください。

 

 

 


■PlayStation3を接続する!

次に、PlayStation3を接続するのですが、こちらも困ったことにPlaystation3はHDMIですが、コンポーネント出力という方法もあります。が。Playstation3は、初期バージョンはコンポーネントで1080i出力が出来かつHDCPが無効になるのですが、中期・後期バージョンではコンポーネントは強制的に480iになってしまいます。HDMIじゃないと1080iでは出力できませんし、HDCPも付いてきます。(PC-EngineミニはHDCPは出力されてません)

 

回避策としては、

1)初期型PS3(CECH-4000C以前)で1080iコンポーネント出力→コンポーネント接続

2)いずれかの世代のPS3で1080i HDMI出力→HDCP回避HDMIドングル接続+HD-SDI変換機器→HD-SDI接続

3)いずれかの世代のPS3で1080i HDMI出力→HDCP回避機能付きHDMI>RGB変換→RGB接続

 

になりますが、一番簡単なのは1ですね。初期型をお持ち出ない方は、中古で買うことになりますが、Blu-rayも再生したいという人には、この選択肢が一番ラクチンです。あと必要なのは、PlayStatin2/3用のコンポーネント出力ケーブルでOKです。

 


ただもし、PS4とかも接続したいとなれば、3の方法がベストです。
どうしてもHD-SDI使ってみたいんだいという人(オイラ)は、2も試すと面白いですが正直ケーブリングが煩雑過ぎます。

 


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PlayStation3 アフターバーナークライマックス

 


■PC-8801MA2を接続する!

地味に問題があります。

1)本体のデフォルト周波数が24KHz

2)本体のRGB端子が、2段のD-SUB15 Pin。(一般的な3段のMini D-SUB15 pinではない)

 

1に関して、BVM-Dでは24KHzを何故か受け付けてくれませんでした。画面が流れてしまいます。

よって、PC-8801側で15KHz出力にディップスイッチ設定の変更が必要です。

 

Img_3701

 


■X68000を接続する!

ほんとX68は厄介です。 色んなモニタでトラブル起こします。X68自体のグラフィックモードが特殊すぎるせいなのですが、、問題点は2つ。

 

 

1)同期信号がH/V-Sync
昔のマイコン系は、同期信号が大抵C-Sync出力ですが、X68は困ったことにH/V-Syncです。Dreamcastも同様の問題がありますが、あちらは専用のTOROボックスで解決しました。が。TOROボックスの入力端子はDreamcast 用なので、X68にはTOROボックスは使えません。

ので、”同期信号混合機”(Sync combiner) が必要です。で。マイコンソフト社の(初代)”ROOTY”を使いました。初代ROOTYはPC用に作られた製品ですが、同期信号をC-Syncに変換してくれる機能がありますのでこれに接続し、ROOTYからD-SUB→BNCに変換で接続します。(でも友人のBVM-D20だとうまくいかなかったという話もあり。。BVMのFWバージョンの問題でしょうか。。)

 

2)なんか色が緑色っぽく汚くなる+画面上部が歪む

また出ましたw

が。Dreamcastのところにも書きましたが、BVM側のメニューで”DLY P CLP” 項目を200前後に設定することで改善できます。

 

 

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でもなんか、15Khz表示の時は画面端が切れるゲームがあるんだよなあ。。だいたい問題ないのですが。。

で。結局、次のセクションPC-9801BA3接続する!の方法でもご紹介するスケーラーを使う方法で対応しました。

 

 


■PC-9801BA3を接続する!

いやあ、PC-98はだいぶ厳しいです。

まずやっぱり、2段D-SUB15<>3段ミニD-SUB15ピン変換のために、サンワサプライのAD-D15NEを活用します。これ便利ですよね。

 

オイラが持ってるのはPC-9801BA3なので、画面出力は標準の24KHz の他に31KHzも出せるのですが、どちらでやっても表示できません。。BVM-D自体の水平周波数は対応してそうに見えたんですけどね。。それに31KHzなら行けるだろうとも思いましたが、、、

RGBの信号は綺麗に入っているようですが画面が流れます。同期の問題のようです。

 

そのため、X68000と同様にH/V-Sync出力のせいかと思いましたが、PC-98シリーズはC-Sync(9番Pin)とH/V-Sync(13,14番Pin)両方で同期信号を出している気がしたので(違ったかも)、映ると思ったんですが。。

もしかして、AD-D15NEは9番Pinは配線されてない??、もしくは手持ちのVGAケーブルが全結線ではない?、せいかも??

 

と思い、2段D-SUB15ピン<>3段ミニD-SUB15ピンの変換ケーブルも自作して繋げてみましたがどうにもダメでした。

 

さらに、初代 ”ROOTY” も使いましたがこれもダメでした。。X68同様、特殊な同期信号なんすかね。。

 

で。

 

結局の所、スケーラーの力を借りることにしました。IMAGINCS社のHSC-7000です。

 

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このスケーラーは結構イケてまして、VGA信号を最大1080iの出力でRGB/コンポーネント(とD端子)、SD-SDI、HD-SDIに変換できます。1080pには対応していませんが、BVM-Dにとっては十分すぎる機能です。

 

オイラ的には、スケーラーはフレーム落ちするものが多いので、使わないので済むのであれば使いたくなかったんですが、背に腹は変えられませんし、そもそもマイコン系でそんな1、2フレ落ちたところで大勢影響が無いので妥協します。

それよりもスケーラー自体が場所を取るのがなかなか痛いです。とはいえ、もう十分ケーブル地獄なので、もう変わらんだろという気もしますが、、、

 

で。どうだったかと言うと、HSC-7000だと画質も良くシャキっと決まりました。480pでRGB出力でバッチリです。
(ちなみに、ブラウン管だと違和感ありませんが 、液晶モニタ+IMAGENICS系デバイスは、フレーム落ちすぎな印象があります。。。)

 

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その他スケーラーであれば、EXTRON DV504とかもイケましたが、ちょっと画質が眠い感じになりましたので、今の所HSC-7000を使ってます。

HSC-7000は、あんまり見かけませんが、スーパーレア アイテムという程ではないので、辛抱強くオクやフリマ探していると、ひょこっと出てきます。相場っぱい感じは、20k~30kあたりな気がします。業務用スケーラーがこの価格であれば激安ですな。

 

やっぱり、国産マイコンには、国産のスケーラーがベストって感じですなあ。(SONYも日本メーカーなのになあ。。とはいえBVMモニタが想定している業界が違うだろうとw)

 

しかし、、スケーラー使わなくて画面表示できた人いないかなあ。。もし、できた方がいれば是非教えて下さい。。

 

 


■コントローラー マウンタ キット(BKM-32Hモドキ)を自作する!

で。最後に、、ゲーム機接続とは関係ないのですが、どうにもBVMのモニタ コントローラの ”位置” が気になりはじめてしまいました。

 

BKM-32Hというキットがあれば、モニタの下に純正パーツでガシッとコントローラを組み込むことができるのですが、これ単体の入手はほぼ絶望的です。入手するとすれば、初めからBKM-32Hを搭載したBVMを買うしかない感じです。。

 

でも、マウンタ無しで買っちゃったからなあ。。カッコよさもの問題もあるのですが、コントローラーが意外と邪魔です。モニタの上に置いても良いのですが、操作するとき腕を持ち上げることになりますが、年のせいか腕が痛いんです。。w

 

なので、自作することにしました。材料はシンプルです。というわけでホームセンターでMDF材 と 杉の角材を買いました。

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MDF材:横444mm(横)x545mm(奥行き) x 5m(厚さ)
杉角材:30mm(横)x45mm(高さ) x 340mm(奥行き)

 

ホームセンターであれば、大抵カットサービスがあるので切ってもらうのが一番ラクチンです。自分で道具から揃えてやろうとすると、そこそこ費用がかかりますし、買ってもそんなに使わないだろうし、、なので。

 

あとは接着用の 「木工ボンド」。もし、もうちょっと凝りたいのであれば、「塗装用スプレー」、「サンディングシーラーのスプレー」で塗装しましょう。(塗装やシーラーを塗布するのに、刷毛を使うのはあまりお勧めしません...大抵、刷毛の抜け毛が張り付きます。)

 

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角材の写真のように設置して、木工ボンドで固定し、コントローラを仮置します。この時点で、コントローラーにはモニタと接続するケーブルをあらかじめ接続して、背面側に伸ばしておきます。

その後に、エイやっとモニタ(40kg...)を置いて、伸ばしておいたケーブルをモニタの背面コネクタに接続すれば、”BKM-32Hモドキ” の出来上がりです。

Img_7653

 

見た目は微妙ですが、機能的には文句ありません。これで、コントローラーを長時間いじってても腕が痛くなりませんw


 

 

さてさて、長らくBVM-D20F1Jへのゲーム機接続を紹介しましたが、試すこと自体が結構楽しいです。今後もガシガシ接続する予定ですが、何か接続しようとするたびに色々と費用は掛かるなあ。。

 

20インチのPVMとBVMも入手したので、これでしばらく落ち着くかと思いましたが、、、

ブラウン管沼は続くのでした。

 

 

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