« 2023年8月 | トップページ | 2024年1月 »

2023年12月

2023年12月31日 (日)

SONY 「BVM-D9H5J」 小さいブラウン管は凝縮感がたまらんです

いやあ、大晦日ですね。2023年もあっという間でした。

今年はあまり基板は買えなかったなあ。。。高すぎて。。基板愛好者やレトロゲーム愛好者が増えてくれるのは本当にうれしいのですが、ここまで相場が高騰するとなかなか手が出せません。

なので、ついブラウン管収集に転んでしまうわけです。(これも安くはないのに)

 

というわけで、今回は9インチブラウン管SONY 「BVM-D9H5J」です。


T7946750531

 

9インチなんて小さすぎるじゃん、と思う方もいるかもですが実は結構よいです。

すでに何台かブラウン管を持っている人にもオススメですし、とりあえずブラウン管1台欲しいんだけど場所が、、、という人にもオススメなので、オイラ的にはマストアイテムとして推したいくらいです。

 

一番良いのは、まず軽い・場所を取らないw 
14インチであっても今のご時世ではほんとデカブツですが、9インチだと結構許容できるサイズです。縦横でそれぞれ217mm、210mm、奥行は453mmです。なもんで、撮影現場でもフィールドで(当時)大活躍したものです。それだけに状態が良いのはあんま出て来ませんが。。。

一般家庭では、手軽にブラウン管テイストを楽しめますし、またレガシーなゲーム機やAV機器の動作テストには持ってこいでもあります。なんせ配線しやすいです。

 

またなんといっても、小さいことが有利に働いて”凝縮感”がとても良いのです。スキャンラインはあんまり見えないのですが、逆にぎゅぎゅっと締まる感じで、コンポジットでも一瞬HDかと思うこともあるくらいです(言い過ぎ)。

Img_3388
レーザーディスクをコンポジット接続で表示

 

まあ。。画面はやっぱり小さいですが、今の時代はもっともっと小さい画面であるスマホをみんな見ているくらいなので、むしろ大画面 と思えなくもありませんwww 

 

で。SONYの業務用モニタで9インチはPVMシリーズも含め結構ありますが、BVM-D9H5J(とBVM-D9H1J)は240pから1080iまで表示できる9インチブラウン管はこの2機種だけです。なお水平解像度は、340ライン(16:9表示)と450ライン(4:3表示)です。参考までに普通の一般的なブラウン管テレビは水平解像度300ラインくらいです。

**D9H1Jはモニタ本体にスイッチ類がないタイプですので、別途外付けコントローラーが必要になります。

 

その他9インチシリーズ、BVM-9045QDやPVM-9044Q、PVM-9045QはHR Trinitronで450ラインですが15Khz(240pと480i)のみ表示です。PVM-9040、PVM-9041Q、PVM-9042Q、PVM-9L2は水平解像度は250ライン(ほかにも9インチの機種はありますが)。そして9040はRGB入力がありません(コンポジット/S端子のみ)。

なお、PVM9インチは内蔵スピーカー(モノラル)があるので地味に便利です。BVM-9045QDは内蔵スピーカーがないですが、代わりにSD-SDI入力端子を標準搭載です(使わないなあ…)。

 

BVM-D9H5J(とBVM-D9H1J)はHR Trinitronで450ライン(4:3)ですし、内蔵スピーカーありますし、なんといっても1080i表示できるのが最大のメリットです。

 

 

------------------------------------------------------------------------------------

 

 

ですが。欠点はそこそこあり、オイラは6点の問題を挙げます。

1-カードスロット数が足りない

入力端子類は全部拡張カードです。デフォルトでRGB/コンポーネントカード(BKM-129X)を搭載しているのですが、それ以外(コンポジット/S端子入力 や HD-SDI)はオプションです。中古で買う際には、背面カードの確認が必須です。

拡張スロットは、3スロットしかありません。実はHD-SDIカード(BKM-142HD)は2スロット消費するので、BKM-129XとBKM-142HDを搭載するともうこれ以上は搭載できません。つまりコンポジット/S端子カード(BKM-127W)は同居できないんです。

 

Img_3886
BKM-129XとBKM-127Wを搭載するとこの写真のようになります。。

 

2-BKM-127Wのカードの単品入手は困難
またさらに問題は、コンポジット/S端子入力カード BKM-127W は単体で入手はそこそこ困難な難易度です。なのでコンポジット/S端子で使いたい場合はこれを搭載済みのD9を購入することになります。

他方、HD-SDIカード(BKM-142HD)はちょいちょいオークションで出てきます。

なのでBVM-D9を欲しい方は、BKM-129XとBKM-127Wを搭載しているものを買い、BKM-142HDは運を天に任せ出品を待つのが良いと思います。とはいえ、BKM-129Xでも1080iは表示できるので実はそこまでBKM-142HDは重要度高くない気がします。

ただ、HDMIから高品位に入力したい、という場合は変換アダプタ経由でBKM-142HDを使うことになります。(HDMI>RGB変換アダプタはあんまり綺麗じゃないです。もしバシっと目が覚めるような変換アダプタを知っている人は教えてください・・・超助かります。)




3-搭載画面マスクは”16:9”のものがほとんどで、4:3マスク搭載はそこそこレア

地味な問題ですが、中古のBVM-D9のほとんどは16:9用のマスクを搭載しています。そのため4:3を表示するとマスクで上下が隠れてしまいます。なので4:3ソースを表示するときは、ほんと困ります。。D9用の4:3マスク単品の出品は自分が知る限り見たことありません。。

 

対策としては、1)16:9マスクを外して運用(マスク両サイドのネジを外すだけ)。もしくは、2)そのまま16:9設定で多少の横長には目をつむって運用(この記事の一番初めのスーパーマリオの写真のように)、3)モニタの設定で横幅を狭くする、です。

 

で。・・・自分は結局、4:3マスク搭載D9も買い、結局2台になりましたw

 

Img_3878_20231231002301
4:3マスクなら上下も切れずにばっちり
ちなみにHourは7889hという結構よい状態を入手できました

 

4-HDMI接続が面倒 + BKM-142HDのファンがうるさい
HD-SDIを使用するには(HDMIを高品位に変換して表示させるは)BKM-142HDを使うしかないのですが、そのままではHDMIは接続できませんので、HDMI>HD-SDI変換アダプタ経由で接続するのですが、このBKM-142HDはファンを内蔵していまして、モニタにACケーブル接続とともに(個体にもよりますが)そこそこの音量でファン音がします。

オイラはBKM-142HDを4つ持ってまして、そのうちの1つは爆音でした。その他は同じくらいのそこそこ気になる音量でファン音がします。なので ”静音” は望めません。。。


Img_3888

ただ、めんどくさいHDMIを苦労して接続、そしてファンの音に耐える甲斐はあります。バシッと綺麗に映ります。

Img_7970
SwitchをHDMI>HD-SDI変換>BKM-142HD接続

 



Img_5910-2
PS3をHDMI>HD-SDI変換>BKM-142HD接続

 

 

T7946750533
アストロシティミニをHDMI>HD-SDI変換>BKM-142HD接続

 

ちなみに接続頑張れば、Windowsも表示できますよ。とても実用的ではないですが。。。

_img_8441
HDMI>HD-SDI変換 か RGB変換でWindows映ります

 

5-実は、アーケード基板とPCエンジンRGBが映らない
これはBVM-D14の記事でも触れましたが同じ問題です。というのも、D14も同じカードを使うからなのですが、そうなると対策も同じです。EXTRON 160iを使うしかありません。

Img_2066_20231231003501

 

Img_2060
Extron経由でアーケード基板も映りました

 

6-電源ケーブル接続時はメイン電源LEDが消えない(ずっとSTANBY状態)
オイラとしてはこれは地味に痛いです。電源ケーブルを接続していると、モニタ正面右下のLEDが常時つきっぱなしになります。別に気にしなきゃいいのですが、気にするのがオイラなのでw

なので気にする人は、1)未使用時はACケーブルを外すか、2)手元スイッチ付きテーブルタップをかますかで対応が必要です。自分は後者の方法を使っています。

 

------------------------------------------------------------------------------------

とまあ、、、意外と欠点はあるのですが、9インチでイチオシはやっぱBVM-D9H5Jです。オイラはPVM-9041シリーズ以降の9インチを全部持っていたのですが、いろいろあってうっぱらいました。

で。結局手元に残した9インチモニタはこのBVM-D9H5Jです。(PVM-9045Qはやっぱ残しておけばよかったと後悔していますがw)

内蔵スピーカー搭載しているし、クオリティもいいし、やっぱデフォルトカードのRGB/コンポーネントカードで1080iいけるので使い勝手も良いです。(コンポジット/S端子表示したい人はBKM-127W必須ですが…)

 

せっかくのブラウン管なので20インチ(BVM-D20やD24、もしくはPVM-20シリーズ)が欲しいという方はたくさんいると思いますが、9インチも1台はあったほうが良いですよ。そんなあなたにBKM-D9H5Jです。

 

でも、1080iまではいらんので、15Khz表示用の9インチが欲しいという人は、そこそこ選択肢が広がります。
その9インチの中でもBVM-9045QDは ”BVM” という名前に惹かれますが、スペック的にはPVM-9044Q/9045Qと違わないように見えます。。。 色々調べたのですがスペック的にはよくわかりませんでした。あと使ってみた感じでもほんと変わりませんでした。BVMと付くだけで価格は上がるので、オススメはPVM-9044Qか9045Qです。水平解像度450ラインですし、BVMよりかは安いと思うので超オススメです。

あ。PVM-9045Qが出品されたときは、オイラと入札を競ることになると思いますw(やっぱ手放したの後悔しているので…)そのときは、よろしくお願いいたします!

 

 

« 2023年8月 | トップページ | 2024年1月 »

フォト
無料ブログはココログ