ブラウン管

2024年1月 3日 (水)

SONY 「PVM-6041Q」 小さいことも良いことだ

唐突ですが、若い頃にあこがれたものの一つに ”小型テレビ” がありました。

 

むかーしむかしオイラの家では、自分だけが好きなテレビを見るとかゲームで遊ぶとかは考えられない環境でした(だいたいそうだと思いますが)。

テレビは一家に一台が基本でリビングにあるテレビを家族で囲んで見るものでしたし(今もまあそうでしょうけど)、家族と同じテレビ番組を見るものであって、自分だけゲームなんてなかなか遊べるチャンスはありませんでした。(ので、小さい頃は5時とかに早起きしてリビングのテレビで音をすごい小さくして遊んだりしたものです…)

 

まあ、夕食後に別室にある当時父親が買ってきた8bitマイコン ”PASOPIA” +デジタルRGBモニタ はあったのでそっちでベーマガ見ながらゲームプログラム入れて遊んでたりもしてましたが。

 

こんな感じで、もし”小型テレビ”があれば自分だけが好きなテレビ番組を見たりゲームができる!と思いを巡らせたものでした。(うる星やつら とか見れませんでしたw)

 

そんなことを思いつつ、携帯できるテレビ SONYのWatchman FD-20とかはもう憧れました。6インチテレビのSONY KV-6ADシリーズにもテンション上がりました。ほんと欲しかったです。買えませんでしたが。



でもですよ。

 

今となっては”小型モニタ”なら BVM-D9H5J をすでに持ってるわけですし、
そもそも現代はスマホで好きなだけなんでも見れるじゃないか、と。。

 

でもそうじゃないんです。

9インチはまだデカいんです。スマホはなんか違うんですw

”小型テレビ” が欲しかったんです
”小型テレビ” でアニメが見たかったんです
”小型テレビ” でファミコンがしたかったんです

というわけで、

PVM-6041Qを買ってしまいましたw

(”テレビ”じゃないじゃん…)

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レーザーディスクをコンポジット接続

 

あーめっちゃ小さいw でも奥行はそこそこあります。

SONY KV-6ADシリーズは奥行あんまないのですが、PVM-6041Qは横146mm x 縦173mm x 奥行352mm でほんと長いw


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このモニタはオークションとかで見かける頻度は高いです。そして正直スペックは大したことありません。15Khz専用で水平解像度は250ラインです。そして画質的には一般トリニトロン菅テレビよりちょっと色精度が良いという感じ程度ですので画質重視の人には不要だと思います。

が。ポイントは、なんといっても 6インチでも ”RGB/コンポーネント入力” が可能であること と、腐っても ”PVM” です。RGB接続はもちろんですがコンポジット接続でも民生機のテレビより精緻に表示してくれます。また、ビームカレントフィードバック回路搭載しているので経年で変化するホワイトバランスを補正します。

 

そしてなによりこの小ささはなかなか可愛いです 。(画像1枚目の くりいむレモン黒猫館の”亜里沙” のことではなくw)

 

PVM/BVM 9インチより小さく、はるかに軽いので放送業界のフィールドではものすごく活躍したモニタです。


ただそれだけに状態がとても良いモニタはなかなか出てきません。オイラは状態が良いものに出会うまでにジャンクを含め5台買い、一番良いものだけ手元に残してあとは手放すのを繰り返し、最終的には使用時間50時間未満(出品者申告ですが)で外観はキズがちょっとだけあるかなり程度が良い状態のものが入手できました。(なもんでここで掲載している写真は色々入り混じってます)

 

ちなみに、PVM-6041Qは(たぶん)2種類あります。

1)初期型 電源スイッチ緑色+背面のUnderscan時アスペクト比 4:3-16:9切替スイッチ無し
2)後期型 電源スイッチ灰色+背面のUnderscan時アスペクト比 4:3-16:9切替スイッチ有り シリアルナンバー2500001以降

ジャンクを買ってパーツ取りするときにはちょっと気を付けましょう。内部基板がちょっと違います。


なお、PVM 9インチシリーズにも各機種だいたい2~3種類あり、もちろんベースの性能は同じですが、小さなところがちょっと違ってます。電源ボタンが緑色は大抵、初期型です。


 

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(これはジャンクのPVM-6041Qの写真ですが)
S端子入力はありませんが、コンポジットとRGB/コンポーネント入力搭載しているので過不足なく一通り使えます。

 

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DVDプレイヤーRGB接続

 

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PS2でDVD再生コンポーネント接続

 

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スーファミRGB接続

 

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改造ツインファミコンRGB接続

 

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PS2コンポーネント接続

 



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サターンRGB接続

 

 

さすがにこのサイズだと、レトロゲームを遊ぶにはちょっと難しいかもな部分はありますが、でも当時持ってたら間違いなくゲーム機接続していたでしょう。(当時のファミコンをRF接続しようにもRF端子自体は無いので、NEWファミコンかスーファミでしたでしょうなあ)

またマイコン系でも文字とかつぶれがちというのも厳しいです。特にMSXで漢字を表示するゲームなんてもう判別困難ですw

でも、VHSやレーザーディスク、DVD再生においては手軽にブラウン管テイストを楽しみながら眺めるという感じにはぴったりです。オイラ的には ”金魚鉢” と呼んでますw

(電源環境さえ用意できれば)何かのレトロゲーム系イベントとかでデモ用に使う感じですと目を引いてよいかもですねえ。(バッテリ駆動自体できる製品ですがそもそも稼働できるバッテリが存在するのか。。。)

 

レトロゲーム主体のブラウン管マニアには向かない製品ですが、このPVM-6041Qは オイラにとっての”小さいテレビ” の夢を(今更ながらですが)果たしてくれました。なんかついつい電源入れてレーザーディスクを見てしまいますw 

SONY KV-6ADシリーズも買おうかなあ。。。

 

2024年1月 1日 (月)

SONY 「BVM-D24E1WJ」 Blu-ray表示はすごいぞ

2024年、あけましておめでとうございます!

 

2023年はこのブログのアクセスで面白い傾向がありまして、1番人気が何故か”黄金の城”の攻略記事でした。なんかこれだけアクセス数が突出しています。。なんでだろう。。きっとあれか、イレーネのお〇ぱい。これだw(知らんけど

ちなみに次点は、PVM-20M4Jの記事でした。ブラウン管、とくにPVMの人気はやっぱ高いなあ、と思いました。

 

とまあ、そんなブラウン管ライフを送っていますが、PROFEEL 16x9ことKX-32HV50で 32インチ ブラウン管レトロビデオゲーム環境を構築して満喫してて思うのは、、、PROFEEL 16X9の数少ない弱点として”1080i表示で左右が少し切れる”  と 720pが映らない、という問題です。

まあもともとブラウン管は、左右上下がちょいちょいオーバースキャンするようになってて多少見切れているのはしょうがないのですが、一度気になってしまうとどうにもなりませんw また720pが表示できなくても480pが映れば十分綺麗とは思ってますが、ソース側の信号がそのままネイティブで表示されないということがどうにも気になりますw 

 

で。

ついカッとなってBVM-D24E1WJを購入
してしまいました。。。

カッとなってしまったために高い買い物を…

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720pも映る!


スペック的には、BVM-D20F1Jを24インチワイド菅にしたものです。ちなみに、SONY GDM-FW900と同じブラウン管を使っているという話を聞いたことあります。

でまあ、買ってはみたもののPROFEEL 16x9の憂鬱再来で、とにかく搬入がヤバイです。重量は51㎏あります。。縦482mmx横565mmx奥行559mm(実際ケーブル繋げると700mmくらいになります)なもんでPROFEEL 16x9まではいかないにしても十分なデカブツです。

ショップで購入したのでショップの人に相談したら、わざわざ自社配送で搬入までやってくれました。本当にありがたい話です。1人だったら絶対無理でした。

水平解像度は脅威の1000ライン(4:3および16:9)です。なのでPVM-20M4Jの800ライン や BVM-D20F1Jの900ラインより解像度が高いのです。

 

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デフォルト搭載のRGB入力はもちろんなのですが、今回購入したブツには奇跡のBKM-24Nボード搭載でした。

これはBVMでNTSCのS端子入力(Y/C入力)を可能にする数少ないボードで、単品ではめったに出てこないカードです(eBayとかに出てくることありますが結構高額です)。このカード単体で、さらにコンポジットとコンポーネント入力が可能になります。

類似のカードでBKM-24Tというのもあり、こちらもS端子入力ができますが、NTSC以外にもPALの入力も受け付けます。が。さらに高額です。搭載済みの個体を入手された方はラッキーです。

ちなみに、普通のS端子はそのまま接続できません。S端子形状→BNCx2(YとC)分岐の変換コネクタを用意し、さらにBNCケーブルで接続する必要があります。

CANARE ( カナレ ) 2VS003-FJ1.5C | サウンドハウス (soundhouse.co.jp)

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あとは、BKM-41D HD-SDI入力定番カード搭載なので、HDMI変換すれば過不足なく使えます。

とはいえ、、これだけモニタあるとケーブルがすごいことになってます。

 

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ケーブリングのし直しなんて考えたくもありませんw

 

 

 さっそくアーケード基板を。。。

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アーケード基板をRGB入力

 

うぉぉぉ、、すげえ綺麗だな。さすが1000ライン。。。ですが、D20よりスキャンラインがほんのちょっと強くでる感じです。スキャンライン大好物の方にはたまらんかとw

 

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D24とD20を並べてみました
なんか偏って見えるのは、重量のせいでラックの板がゆがんだせいですw
ならべてみると、4:3画面はD20より小さくなります。18インチ相当ですかね。

 


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PROFEEL 16x9 と BVM-D24E1WJを並べて表示

 

PROFEEL 16x9と並べるとやっぱ画面は小さいですね。そりゃ32インチと比べたらそうなのですが。。。
でも他方、D24の精細さはスゴイです。PROFEEL 16x9がちょっと見劣りします(いや、PROFEEL 16x9も十分すぎるほど綺麗なんですけど)。

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ゲームキューブのスターソルジャーGCをコンポーネントで接続

 

なんだこれは、、ゲームキューブってこんな綺麗でしたっけ?GCをコンポーネント出力しているのでそりゃある程度そうなのですが、それでもいままで遊んでいたゲームキューブはなんだったのか、と。。

 

 

じゃあ、Blu-rayでも再生してみますか。。

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Blu-rayをコンポーネントで1080i入力

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左右が切れません。ばっちりです。

 

ゲフン。。これはヤバイ。なんだこれは、、恐ろしいほどの綺麗さです。発色の良さといい、コントラストといい、、Blu-rayをFHD液晶で見ている場合じゃねえッス。パネっす。いやあ。。D24はBlu-ray 1080i環境では最強の一角を担う機種だと確信しましたね。いやFHD液晶も綺麗ですよ。でも質感が違いますなあ。(オイラ的にはプログレッシブとインタレースの違いは全然気になりません)

さすがに4k 有機ELのほうがもっとクリアで綺麗ですが、質感はやっぱブラウン管のほうが艶やかで素敵です。

 

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ビデオデッキをS端子入力

 

VHSソースはさすがにVHSなので、VHSなりに表示されますw が。PROFEEL 16X9でもそうなのですが、画面が大きいとVHSの粗さはごまかせませんな。ことさらD24だと、粗いところがはっきり見えますw でもそもそも ”そういうことを見るための業務用モニタ” というのもありますが。

 

うーんコンポジット/S端子入力はちょっと暗いかな(VHSデッキとLDプレイヤーのせいか??)。。。でも本体のコントラストを上げるとあっという間にOVERLOADランプが点灯してしまいます。RGBでもコントラストを上げるとすぐOVERLOADしますが、コントラスト自体はランプ点灯ギリギリ手前に調整しても綺麗にでます。が。D20よりやや落ちるかもです。

自分のD24個体の劣化のせいかも(ちなみにOperation Hourは22,000時間です)と思ったりもしますが、いろいろ調べるとそういう傾向っぽいです。となるとこれはD24の欠点かもで、OVERLOADがすぐ点灯するのは仕様みたいです。

で。よくあるD24障害パターンとして OVERLOADが点灯しっぱなし になることがあるとも聞きます。。モニタ起動時のINITIALIZEの時にコケるとかいう問題みたいです。障害箇所は本体左側面側についているボードのコンデンサ障害のようです。一応いつでも修理できるように搭載コンデンサ全部のパーツを用意しておいています。INITIALIZE失敗の問題がこれで本当に治るかわからんですが・・・

 

あとVHSやLDなどの4:3ソースは、4:3モニタ(D20)とかで使うほうが良いのかもしれませんな。貴重なBKM-24NボードはD20に移植して、こちらでS端子を堪能することにします。(背面からカード引っこ抜く作業を考えるだけで面倒ですが)

 

さらに別のD24の欠点としては、通電から画質が安定するまで他機種より時間がかかります。だいたい20分ほど運転して本来の画質を発揮できる感じです。程度の差はあれ、一般的にブラウン管は安定するまで時間が必要です。なおマニュアルにはウォーミングアップタイムが書かれておりだいたい10分~15分と書かれています。

 

あ。ほかにも地味な欠点と利点あります。
24インチクラスになると設置環境にもよりますが、地磁気の影響(と劣化)で画面四隅で色ずれを起こしやすいです。つまりランディングがうまくいかないことがあります。(手持ちのPROFEEL 16x9でも多少発生しましたが)これは20インチサイズでもちょいちょい起こりがちです。

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画面左上隅でやや緑色っぽい変色が…
その他の隅もややなんか色味が違う

他機種PVM/BVMでは、設置場所の変更 や 画面の向き(東西南北)を変更して、デガウスを実行して解消されるか試しますが、それでもどうにもならいときは、力業でモニタカバーを開けてブラウン管背面に磁石を当てて調整をしています。

が。

D24の利点としては、OSD(モニタの設定画面)で四隅のランディングをそれぞれ調整できます!これはすごいうれしいです。この設定のおかげで上述の変色は解消できました。

 

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いやあ。。。BVM-D24E1WJ、すげえな。。さすがの1000ラインというのもありますが720pはもちろんですが1080iも半端なく綺麗です。4:3ゲームをやるならD20のほうが良いと思いますが、1080iソースで使いたい場合はD24を購入する価値は十分にありますので、皆様もぜひ検討してみてください。SONY GDM-FW900が入手できればそれも選択肢の一つです。(”聖杯”と呼ばれるくらいモノが出てきませんが・・・)

 

で。最後に、PROFEEL 16x9 + D24 + D20 を同時に表示させましたw めっちゃダライアスっぽいwww

 

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2023年12月31日 (日)

SONY 「BVM-D9H5J」 小さいブラウン管は凝縮感がたまらんです

いやあ、大晦日ですね。2023年もあっという間でした。

今年はあまり基板は買えなかったなあ。。。高すぎて。。基板愛好者やレトロゲーム愛好者が増えてくれるのは本当にうれしいのですが、ここまで相場が高騰するとなかなか手が出せません。

なので、ついブラウン管収集に転んでしまうわけです。(これも安くはないのに)

 

というわけで、今回は9インチブラウン管SONY 「BVM-D9H5J」です。


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9インチなんて小さすぎるじゃん、と思う方もいるかもですが実は結構よいです。

すでに何台かブラウン管を持っている人にもオススメですし、とりあえずブラウン管1台欲しいんだけど場所が、、、という人にもオススメなので、オイラ的にはマストアイテムとして推したいくらいです。

 

一番良いのは、まず軽い・場所を取らないw 
14インチであっても今のご時世ではほんとデカブツですが、9インチだと結構許容できるサイズです。縦横でそれぞれ217mm、210mm、奥行は453mmです。なもんで、撮影現場でもフィールドで(当時)大活躍したものです。それだけに状態が良いのはあんま出て来ませんが。。。

一般家庭では、手軽にブラウン管テイストを楽しめますし、またレガシーなゲーム機やAV機器の動作テストには持ってこいでもあります。なんせ配線しやすいです。

 

またなんといっても、小さいことが有利に働いて”凝縮感”がとても良いのです。スキャンラインはあんまり見えないのですが、逆にぎゅぎゅっと締まる感じで、コンポジットでも一瞬HDかと思うこともあるくらいです(言い過ぎ)。

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レーザーディスクをコンポジット接続で表示

 

まあ。。画面はやっぱり小さいですが、今の時代はもっともっと小さい画面であるスマホをみんな見ているくらいなので、むしろ大画面 と思えなくもありませんwww 

 

で。SONYの業務用モニタで9インチはPVMシリーズも含め結構ありますが、BVM-D9H5J(とBVM-D9H1J)は240pから1080iまで表示できる9インチブラウン管はこの2機種だけです。なお水平解像度は、340ライン(16:9表示)と450ライン(4:3表示)です。参考までに普通の一般的なブラウン管テレビは水平解像度300ラインくらいです。

**D9H1Jはモニタ本体にスイッチ類がないタイプですので、別途外付けコントローラーが必要になります。

 

その他9インチシリーズ、BVM-9045QDやPVM-9044Q、PVM-9045QはHR Trinitronで450ラインですが15Khz(240pと480i)のみ表示です。PVM-9040、PVM-9041Q、PVM-9042Q、PVM-9L2は水平解像度は250ライン(ほかにも9インチの機種はありますが)。そして9040はRGB入力がありません(コンポジット/S端子のみ)。

なお、PVM9インチは内蔵スピーカー(モノラル)があるので地味に便利です。BVM-9045QDは内蔵スピーカーがないですが、代わりにSD-SDI入力端子を標準搭載です(使わないなあ…)。

 

BVM-D9H5J(とBVM-D9H1J)はHR Trinitronで450ライン(4:3)ですし、内蔵スピーカーありますし、なんといっても1080i表示できるのが最大のメリットです。

 

 

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ですが。欠点はそこそこあり、オイラは6点の問題を挙げます。

1-カードスロット数が足りない

入力端子類は全部拡張カードです。デフォルトでRGB/コンポーネントカード(BKM-129X)を搭載しているのですが、それ以外(コンポジット/S端子入力 や HD-SDI)はオプションです。中古で買う際には、背面カードの確認が必須です。

拡張スロットは、3スロットしかありません。実はHD-SDIカード(BKM-142HD)は2スロット消費するので、BKM-129XとBKM-142HDを搭載するともうこれ以上は搭載できません。つまりコンポジット/S端子カード(BKM-127W)は同居できないんです。

 

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BKM-129XとBKM-127Wを搭載するとこの写真のようになります。。

 

2-BKM-127Wのカードの単品入手は困難
またさらに問題は、コンポジット/S端子入力カード BKM-127W は単体で入手はそこそこ困難な難易度です。なのでコンポジット/S端子で使いたい場合はこれを搭載済みのD9を購入することになります。

他方、HD-SDIカード(BKM-142HD)はちょいちょいオークションで出てきます。

なのでBVM-D9を欲しい方は、BKM-129XとBKM-127Wを搭載しているものを買い、BKM-142HDは運を天に任せ出品を待つのが良いと思います。とはいえ、BKM-129Xでも1080iは表示できるので実はそこまでBKM-142HDは重要度高くない気がします。

ただ、HDMIから高品位に入力したい、という場合は変換アダプタ経由でBKM-142HDを使うことになります。(HDMI>RGB変換アダプタはあんまり綺麗じゃないです。もしバシっと目が覚めるような変換アダプタを知っている人は教えてください・・・超助かります。)




3-搭載画面マスクは”16:9”のものがほとんどで、4:3マスク搭載はそこそこレア

地味な問題ですが、中古のBVM-D9のほとんどは16:9用のマスクを搭載しています。そのため4:3を表示するとマスクで上下が隠れてしまいます。なので4:3ソースを表示するときは、ほんと困ります。。D9用の4:3マスク単品の出品は自分が知る限り見たことありません。。

 

対策としては、1)16:9マスクを外して運用(マスク両サイドのネジを外すだけ)。もしくは、2)そのまま16:9設定で多少の横長には目をつむって運用(この記事の一番初めのスーパーマリオの写真のように)、3)モニタの設定で横幅を狭くする、です。

 

で。・・・自分は結局、4:3マスク搭載D9も買い、結局2台になりましたw

 

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4:3マスクなら上下も切れずにばっちり
ちなみにHourは7889hという結構よい状態を入手できました

 

4-HDMI接続が面倒 + BKM-142HDのファンがうるさい
HD-SDIを使用するには(HDMIを高品位に変換して表示させるは)BKM-142HDを使うしかないのですが、そのままではHDMIは接続できませんので、HDMI>HD-SDI変換アダプタ経由で接続するのですが、このBKM-142HDはファンを内蔵していまして、モニタにACケーブル接続とともに(個体にもよりますが)そこそこの音量でファン音がします。

オイラはBKM-142HDを4つ持ってまして、そのうちの1つは爆音でした。その他は同じくらいのそこそこ気になる音量でファン音がします。なので ”静音” は望めません。。。


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ただ、めんどくさいHDMIを苦労して接続、そしてファンの音に耐える甲斐はあります。バシッと綺麗に映ります。

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SwitchをHDMI>HD-SDI変換>BKM-142HD接続

 



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PS3をHDMI>HD-SDI変換>BKM-142HD接続

 

 

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アストロシティミニをHDMI>HD-SDI変換>BKM-142HD接続

 

ちなみに接続頑張れば、Windowsも表示できますよ。とても実用的ではないですが。。。

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HDMI>HD-SDI変換 か RGB変換でWindows映ります

 

5-実は、アーケード基板とPCエンジンRGBが映らない
これはBVM-D14の記事でも触れましたが同じ問題です。というのも、D14も同じカードを使うからなのですが、そうなると対策も同じです。EXTRON 160iを使うしかありません。

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Extron経由でアーケード基板も映りました

 

6-電源ケーブル接続時はメイン電源LEDが消えない(ずっとSTANBY状態)
オイラとしてはこれは地味に痛いです。電源ケーブルを接続していると、モニタ正面右下のLEDが常時つきっぱなしになります。別に気にしなきゃいいのですが、気にするのがオイラなのでw

なので気にする人は、1)未使用時はACケーブルを外すか、2)手元スイッチ付きテーブルタップをかますかで対応が必要です。自分は後者の方法を使っています。

 

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とまあ、、、意外と欠点はあるのですが、9インチでイチオシはやっぱBVM-D9H5Jです。オイラはPVM-9041シリーズ以降の9インチを全部持っていたのですが、いろいろあってうっぱらいました。

で。結局手元に残した9インチモニタはこのBVM-D9H5Jです。(PVM-9045Qはやっぱ残しておけばよかったと後悔していますがw)

内蔵スピーカー搭載しているし、クオリティもいいし、やっぱデフォルトカードのRGB/コンポーネントカードで1080iいけるので使い勝手も良いです。(コンポジット/S端子表示したい人はBKM-127W必須ですが…)

 

せっかくのブラウン管なので20インチ(BVM-D20やD24、もしくはPVM-20シリーズ)が欲しいという方はたくさんいると思いますが、9インチも1台はあったほうが良いですよ。そんなあなたにBKM-D9H5Jです。

 

でも、1080iまではいらんので、15Khz表示用の9インチが欲しいという人は、そこそこ選択肢が広がります。
その9インチの中でもBVM-9045QDは ”BVM” という名前に惹かれますが、スペック的にはPVM-9044Q/9045Qと違わないように見えます。。。 色々調べたのですがスペック的にはよくわかりませんでした。あと使ってみた感じでもほんと変わりませんでした。BVMと付くだけで価格は上がるので、オススメはPVM-9044Qか9045Qです。水平解像度450ラインですし、BVMよりかは安いと思うので超オススメです。

あ。PVM-9045Qが出品されたときは、オイラと入札を競ることになると思いますw(やっぱ手放したの後悔しているので…)そのときは、よろしくお願いいたします!

 

 

2023年8月19日 (土)

SONY 「BVM-D14H5J」 アーケード基板とPCエンジンRGBが映らない!< Extronで解決!

暑い。。マジ連日暑いッスね。。最近は、オフィスに出社していますが連日汗だくです。ただオフィス出勤のおかげか体重が落ちました。これだけは良いことですw

で。

 

PVM-20M4J、BVM-D20F1、PROFEEL 16x9 KX-32HV50、、とレトロゲーム用ブラウン管を買ってきましたが、どれも人気機種なので正直なところそれぞれ結構な価格がしました。。。しかもケーブルとか周辺機材もそろえるともうね。。。ほんと家族には言えない額ですw


そのため、比較的価格が安くて高画質となると14インチくらいが候補になります。(なぜ買おうとするのか。。。)

14インチだとまず(相対的に)重くない!一人で運べる重量です。ということで、買ってみました。BVM-D14H5Jを。

BVMなのでもちろん超高画質!

なのですが、、、

なんとアーケード基板が表示できません!あとRGB改造PCエンジンも表示できません!!

真っ暗なままです。。。

 

で。

本体コントロールパネルの、H/V DELAYボタンを押すと。。映った!けど、DELAYだと画面表示がずれた状態になりますので、到底使い物になりません。。。

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DELAYボタンを押した状態

 

・・・色々調べると、RGB改造PCエンジンはやっぱり表示できないようで。。原因は同期信号が特殊なせいらしいです。この問題を修正する回路もあり、作ってみましたがダメでした。。

また、基板に関してはいい情報がどこにもありません。。

BVM本体の設定をいろいろ変えてみましたが、やっぱダメでした。。たぶんこれに困っている方は多いと思います。

 

なんでじゃーー。

PVM や BVM20インチはちゃんと表示するのにーーー。

で。

結局のところ表示できるようにはなりました。

Extron RGB 160xiを経由することで回避できました!

 

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背面DIPスイッチは画像の通りセットしてください

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ゲームからの入力はExtron RGB 160xi 正面のVGA端子に行います。しかしVGA形状ですので、ゲーム機各種からのRGB信号をVGA形状に変更する必要があります。変換ケーブルを使えばOKッス! また、オーディオ入力はBVM自体にスピーカーはないので不要です。

BVM-D14に接続するための出力は、背面のOUTPUT端子(BNC端子)を使います。
BNCケーブルをR/G/B/S にそれぞれ接続にBVM-D14のRGBC接続します。

つまり、

1)ゲーム機本体(RGB/SCART出力)ー>
2)RGB/SCART→BNC変換 ー>
3) BNCケーブル→VGA変換 ->
4) Extron RGB 160xi(BNC出力)ー>
5) BNCケーブル→BVM-D14H5J接続

という感じになります。で。接続すると。。。

 

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よっしゃーーー!

 

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バシッとRGB改造PCエンジン、キマりました。

 

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Extron RGB 160xiのおかげでアーケード基板もばっちり!

 

これで我が家のBVM-D14H5Jも戦列に食わることができるようになりました!しかし、、、仕様が異なるんですかね。。

あ。ちなみに720pや1080iはいろんなものがすんなり映りました。ふう。。。結構満足です。

 

 

が。

しかしブラウン管沼はまだ続くのでした。。。

 

 

2023年8月 8日 (火)

SONY 「PROFEEL 16x9 KX-32HV50」搬入顛末 と コンバージェンスのズレによる色むら対策 ~ブラウン管沼から出れず、、

毎日本当に暑いですね。。こんなに暑いと体調よりコレクション達が心配になります。。。でもどっちかというと、湿気のほうがヤバイのでクーラーでは除湿を24時間稼働させてます。

 

ゲーム用ブラウン管の確保が厳しくなりつつある(もうなってる)昨今、なけなしの予算を調整して収集にいそしんでいますが、前回のBVM-D20F1J以降もブラウン管モニタをいろいろ買い集めてます。

しかし部屋はあんまり広くないので、ここに押し込むには毎回苦労しています。何か買う度に模様替えというかレイアウトというか、設置場所の確保に四苦八苦です。。倉庫部屋がすでにいっぱいなので、部屋に入りきらないものは借りた倉庫に押し込んでますが、暑さもそうですが湿気がマジでヤバイです。。でもここ以外における場所がないので祈りながら押し込んでます。

 

で。そんななかでも部屋の設置場所を多くとってしまうのは間違いなくブラウン管でして。。そしてそのなかでもSONY KX-32HV50 通称
”PROFEEL 16x9” がマジでヤバイです。ついカッとなって買ってしまったのです。

2台。。。
(現在すでに1台は売っちゃいましたが…)

 



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ブツ的に凶悪ですからね。横824mm ×縦534mm×奥行600mm、重量67.5kgという今となっては本当に巨大な塊です。一人では絶対に運べません。。

 

しかも今となってはクロネコヤマトさんではブラウン管自体を絶対に運んでくれません。

今やってくれそうなのは、佐川急便さんのラージ便 と 引っ越し屋さんくらいです。

 

このブツを買ったときは、引っ越し屋さんでの手配となったのですが、送料は運よく3万でした(季節次第)。高いといえば高いですが、自分で運ぶ労力を考えたらかなり安いと思ってます。

で一番びっくりしたのが、引っ越し屋の20代後半くらいのお兄さん1人で来たのですが、2階への搬入なので手伝いますよと言ったら、大丈夫ッスとかいって、本当に一人で運んでくれました。マジか。搬入するあの姿は本当に神々しかったです。。

この引っ越し屋のお兄さんでなければ搬入できなかったもしれないと思っています。

 

思えばすいぶん(引っ越し屋さんにも家族にも)迷惑なモノのを買ってしまったと思いましたが、、、いやーでもやっぱ大画面で遊びたいじゃないですか。。。

 

大型ブラウン管は重いので設置したら簡単に入れ替えできないと思うと、1台で15Khz以上カバーできるものが欲しいわけですが、20インチを超えるものですと選択肢が難しいわけです。理想はBVM-D32ですが、まず物がそうそう出てくるものではないですし、値段もとんでもないものでしょうし。。(実は以前買うチャンスがあったのですが、家の玄関から搬入できる大きさではなかったので諦めました。。)

もしくは、PROFEEL PROですと15KHz専用なので、PS2以降のHD系レトロゲーム機接続ではちょっと難儀です。

1台でちょっと前の世代の家庭用ゲーム機(PS3、XBOX360など)も HDでも接続できるようなものが好ましくなります。

 

PROFEEL 16x9 KX-32HV50は、1080iにも対応した機種です。720pには対応していませんが、非公式ながら480pにも対応します(厳密に言えば480pは”HD”ではないのですが)。 そのため、PlayStaion2の480p や ドリームキャストの31KHz VGA のプログレッシブのレトロゲームも表示できます。 また、PlayStaion2の グランツーリスモ4 の1080i も表示できます。もちろん、PlayStation3やXBOX360、Blu-rayプレイヤー等のHD機器も、1080iで表示できます。

そして、画質も良いものをとなると選択肢はさらに少なくなってきます。 画質に関しては、やはりPROFEELの名前を冠するだけあり綺麗に表示してくれます。何と言っても、”DRC” (アップコンバーター)を搭載していない機種なので、デジタル補正無しに15KHzやNTSCの元ソースをそのままネイティブで入力してくれますのでレトロゲームが高画質で表示できます。 HD表示も、液晶のような派手な画作りとは違うブラウン管ならではのテイスト、コントラストと艶やかさをHDトリトロン管で綺麗に表示します。

 

大画面ブラウン管でレトロゲームを考えた際これら3要素、RGB入力 / HD対応 / 画質 の条件に合うモニタの一つが、SONY KX-32HV50 PROFEEL 16x9 はかなり良い選択肢だと思って買いました。

 

で。実際のところ、、、かなり満足度が高い結果となりました。

 

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アーケード基板がブラウン管で大画面ってのはかなりの満足度です。
PROFEEL 16x9は名前の通り、ワイド画面なのですがもちろん4:3で表示もできます。
その場合32インチではなく24~26インチ相当くらいになりますが。

ちなみに、管面には傷防止としてアクリル板を自作して貼り付けてます。。

 

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スーファミもバシッと決まります。当時この画質で遊べたらなあ。。。

 

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PC-8801の15Khzならさくっといけます。

 

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DVDプレイヤーS端子接続もかなり綺麗です!

 

 

720pが映らないのは本当に残念ですが、15Khz以外にもいろんなものがガシガシ表示できます。

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PC-9801BA3の31Khzも表示します

 

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(2011年以前の)Blu-rayプレイヤーのコンポーネント出力1080iでばっちりHD表示できます。

 

 

 

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ゲームキューブの『スター・ウォーズ ローグ スクワドロンⅢ』
の隠しゲームであるアーケード版「スターウォーズ」
もかなり良い雰囲気です!

 

しかし実は、PROFEEL16x9で1080iには微妙な欠点があります。

画面左右が少し切れます。

Blurayソフト再生したりPS3で遊ぶと結構気が付きます。


画面上下も少々切れるのですがこれはモニタ自体の隠しモードの”サービスモード”で調整できます。
(サービスモードの方法はググれば出てきます)

しかし左右切れだけはどうにもならないみたいです。。

ですがそれでも十分満足度は高いです!

 

 

 

で。

 

 

ずーっとこれで使っていたのですが、一時期1か月ほど使わなかった期間があり、しばらくして通電したら、、、

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画面右下にコンバージェンスのズレが。。。磁力がずれてしまったようで色ムラな変色しています。

モニタ自体にデガウスはありますが全く改善しません。
また外部デガウス機器も使ってみましたがこれでもダメでした。。
サービスモード で調整をしてみましたがそれでもダメ。。。

今世の中にあるブラウン管は経年劣化がすごいので、早かれ遅かれズレが出てしまうものなのです。

 

とはいえ、どうにも気になるレベルですので、外科手術をすることを決意しました。
つまり、モニタの内部の作業ですね。

とはいえ、半田ごてを使うレベルではなく本当に簡単な方法にしました。

 

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用意するのは磁石と固定テープ

 

 

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意を決して開けます。
しかし背面カバーの大きさと重さからすでに重労働です。。
ホコリがすごかったのでまずブロワーとブラシでほこりを除去しまくります。

 

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モニタを通電し画面表示しながらブラウン管背面に磁石を当てて
コンバージェンス調整をじりじり追い込み、磁石をテープで固定します。
(ちなみにブラウン管は初めからいくつか磁石が当たっていますのでこれは取らないように注意)

もちろん感電注意です!
たいてい ”赤いパーツ” を触らなければ大丈夫ですが、
それ以外でも感電ポイントはあるので細心の注意を払いながらの作業になります。

 

 

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なおった!?
と思っても、地味に注意が必要でして。。
いったん電源を落として、冷却してから再度表示を確認したほうがいいです。

 

 

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ばっちりです!

 

 

 

とまあ、PROFEEL16x9ことKX-32HV50の導入の顛末でした。これから導入したいという人(いるのかな。。)の一助になれば幸いです。

本体の大きさはマジでヤバイので配送、設置がもっとも大きな山場です。一人での搬入は絶対やめたほうがいいです。手伝ってくれる友人がいればこの上なく幸運ですが、いない場合は「なんでも屋」を使うのもありです。オイラは2台買った後、家族から大クレームが来たので1台手放すことにしましたが、その際は「なんでも屋」に手伝ってもらいました。



でも、大画面ブラウン管でレトロゲームを遊びたい!という人には、問題を乗り越える価値があるオススメの逸品だと思います!

 

 

 

 

2023年7月26日 (水)

SONY 「BVM-D20F1J」 HRトリニトロン ブラウン管モニタを買ってしまった <色々なゲーム機を繋げてケーブル地獄

■SONY BVM-D20F1J HRトリニトロン ブラウン管モニタ

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在宅勤務が始まってから数年経過したのですが、身体はもう完全にソレになってしまいました。通勤時間を別のことに使えるのは本当にメリットが大きいですね。あと、宅配便を受け取るのが本当にラクちんw 

こんな状況下ですが、会社ではオフィスが引っ越しました。拡張のために自分の属する部署が新しいオフィスに移動することになりました。荷物はすでに会社から引き上げているので引っ越しは何もせずに終わったのですが、通勤時間が伸びるのが悩みのタネです。もう在宅勤務仕様の身体になってしまったので通勤に耐えられるか自信がありませんw

 

しかしほんと色んなテクノロジーの進歩って凄いですね。インターネットでオフィス勤務と遜色が無いレベルで業務できちゃいますし、液晶モニタの進歩もすごくて解像度がFHDどころか4Kとか広くて仕事がしやすいです。Excelのセルが小さくて目が痛いですがw

でも、ココ数ヶ月は何を思ったか、会社から支給された24インチFHD液晶モニタを片付けて、昔Windows 98や2000時代に使っていたCRT(ブラウン管モニタ)を無理に会社業務PCのセカンドディスプレイにしています。 1600X1200以上が表示できるCRTはまだいけますね。こういうスタイルは在宅勤務ならではですなあw

 

が。設置場所が。。。ブラウン管、邪魔過ぎる(実際大きいですから)。。。あとモニタのウォームアップ時間が終わるまで色がなんか落ち着かない。。ブラウン管の宿命ですな。

 

 

で。前回PVM-20M4Jの話から数年。。。実はPVM-20M4J購入の半年後に、、、

どうしてもやっぱり15KHz以上が映したくなってしまったんです。。24/31KHzはアーケードブラウン管でカバーしようと割り切ろうとしましたが、やっぱり我慢できませんでしたw

 

で。

 

ブラウン管邪魔とか言いながら、ついカッとなってBVM-D20F1J 買ってしまいました。。。PVM-20M4J購入価格の数倍でした!(レア基板買えたなあ。。)

 

でも、PVM上位のBVMッス!!TV局の制作現場のようなシビアな環境下で使われる用途のリファレンス用の ”マスターモニタ” ということで値段がエライ高かったですが、BVM-D20F1Jは、480p、720p、1080iまで行けます。残念ながら1080pは行けませんが十分です!1080pは液晶モニタで対応することにしました。

・・・当初、同じく15KHz以上対応するPVM-D14L5J や PVM-D20L5Jでも良かったのですが、ブラウン管は場所を取るから、どうせ買うのであればせっかくなのでスペック的に良いものをと思い、BVMに手を出してしまいました。(正直、スペック的にも違いがよくわかってませんが)

 

というわけで、(だいぶ前の話になるのですが) 今回はBVM-D20F1Jです。

これからBVM-D20F1Jを買ってレトロビデオゲーム機を接続するんじゃいという人向けに(いるんだろうか)、以下機器との接続方法のご紹介です。

 

■BVM-D20F1J外観 と レトロゲーム接続のための接続端子
■アーケード基板(15KHz)を接続する!
■PC-Engingミニ/アストロシティミニを接続する!
■DreamCastを接続する!
■Blu-rayプレイヤーを接続する!
■PlayStation3を接続する!
■PC-8801MA2を接続する!
■X68000を接続する!
■PC-9801BA3を接続する!
■コントローラー マウンタ モドキを接続する?

 

いやぁ、、、ほんと接続には苦労しました。。

 

 


■BVM-D20F1J外観 と レトロゲーム接続のための接続端子


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でーんとBVM-D20F1Jを設置 なかなかの貫禄です

 


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BKM-10R(下側)コントローラ と BKM-11Rコントローラ(小型のほう)

 

BVM系は別売りのコントローラ(BKM-10R)が無いと一切操作できません。(本体の設定によっては、背面のメインスイッチを入れることで表示だけはできますが)

本当は、モニタの下にコントローラを設置できるマウンタキット(BKM-32H)も欲しかったのですが、タイミング悪く入手できませんでした。。で。なぜかついでに小型のBKM-11Rコントローラもなんとなく買いました。

 

しかし、、本体の奥行きがだいぶあり、、57cmもありますので設置する棚には注意です。

あと、モニタ重量も20インチなのに40kgあり、、、階段とかマジ地獄です。これ、油断すると腰やられますね。1人で運ぶものじゃないですよw

 

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背面が物々しいです。。

 

メンテンナスしやすいように、電源も含め各種接続端子ボードがスロットで取り出せるようになっています。やっぱ業務用ですと修理の時間も重要ですので、ボード交換で済ませれるのは良いですね(別に業務としては使いませんし、ボード交換もしないだろとw)。

 

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さて、PVMではRGB接続はちょっと特殊でしたが、コンポジットやS端子はそのまま使用できましたが、BVMシリーズはさらに民生機用のケーブル(というかコネクタ)が全く使用できません! 全部BNC端子です。

 

オイラが買ったときは、デフォルトのアナログカード(一番右のカード)以外にも、SD-SDI/コンポジット/コンポーネント接続カードBKM-21D、HD-SDI/コンポーネントカード(BKM-42HD)が搭載されていました。

 

のでオイラの構成では、RGB/コンポーネント、コンポジット、SD/HD-SDIが使用できます。

つまり、、オイラの構成にはS端子はありません。。BVM-D20やD24/D32の場合は、別途BKM-24N(NTSC用)かBKM-24T(NTSC/PAL対応) が必要になりますが、まずこのボード単体での入手がかなりハードルが高く。。S端子接続はちょっと難儀です。(と言いますか、BVMシリーズでS端子接続自体が結構なヤマです)

 

なので、S端子接続の際には、別途S端子を変換する機器を用意するのが現実的な解です。

 

あと、HDMI端子はありません。が。業務用HDMIと言われるHD-SDI端子がBKM-42HDにあります。が、BNC端子なので勿論そのままでは接続できません。変換器を別途用意する必要があります。

 

で。実はタチが悪いのは、各OUTコネクタです。

このOUTコネクタ自体は、INで入ってきた信号をループアウトで外に出すコネクタですので、その他のPVM/BVMなどのモニタにディジーチェーン接続することで同時に表示ができるようになります。

が、INに接続はしてもループアウトしないときは、”75Ωターミネータ”が必要だそうで。。(INに接続していなければ ”75Ωターミネータ”は不要)

 

あとPVMと違って、モニタにスピーカは内蔵していないので、音声に関しては別途アンプとスピーカーを用意する必要があります。

 

とまあ、、ゲーム用途で使うには、ちょっとめんどくさい感じになってます。。。
で。気を取り直して、レトロゲーム機をBVM(やPVM)にRGBで繋ぐために用意するものは、、、2つです。

1)BVMのRGB端子に接続するための”BNC変換ケーブル”
2)レトロゲーム機から、”BNC変換ケーブル”に接続するためのケーブル

 

BVMはとにかくケーブル地獄なのです。。

 

 

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1)BVMのRGB端子に接続するための”BNC変換ケーブル”

前述のようにBVMにはRGB21端子やSCART端子は搭載しておらず、BNC端子でRGB接続が必要ですので、例によってBNCに変換が必要です。

Img_1542_20210903235001オイラのはSCART→BNC RGB変換ケーブル

このケーブルの問題は、日本ではなかなか入手できずオークションサイト か 海外のサイトから購入になることです。

ヤフオクで探す場合は、キーワード”RGB21 BVM”で検索してください。種類は多くないですが、海外から買うよりかはオークション終了時間を考慮しても、モノの到着までの日数は早く、価格もすこし安いです。(おおよそ4,000-5,000円)

 

 

もし、海外から変換ケーブルを買う場合は、下記サイトがおすすめです。製品そのものは上質です。

RGC - Worlds No. 1 for Retro Gaming Console Accessories and SCART Cables (retrogamingcables.co.uk)

英語はそんなに難しくないので大丈夫です。ブラウザにある翻訳機能を使えば簡単です。

 

が。それよりも海外の場合は送料がそこそこ乗っかるのと、納期に時間がかかることです。

送料は重さで決まりますので複数買えばちょっとお得です。だいたい3,000-4,000円くらい。でも円安だともうちょいかかります。

特に納期。通常、購入から手元に来るのに3週間前後かかります。オイラは結構海外から買ってますが、3週間かかるものの、届かなかったり等のトラブルはもありません。本当に厄介なのは3週間、ということくらいです。

とりあえず質より値段だという場合はAliExpressから買うという選択肢もあります。

 

いずれにしても、”BNC変換ケーブル”を入手することが第1の難関です。


 

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2)レトロゲーム機から、”BNC変換ケーブル”に接続するためのケーブル

さて、、、1)で入手するBNCで変換ケーブルが ”RGB21規格” か ”SCART規格” かが重要になります。ソレに対して、今手持ちのレトロゲーム機用の端子(RGB21かSCART)を、合わせる必要があります。RGB21端子とSCART端子はピンの互換性が無いためです。

 

ですが、もし「 ”BNC変換ケーブル”はSCART規格だが、すでに各ゲーム機のRGB21規格のケーブルをお持ち」の方は、RGB21→SCART変換ケーブルを更に用意するほうが効率的です。

  

すでにレトロゲーム機のRGBケーブルをお持ちの方の多くは、純正の各機種のRGBケーブルだと思いますが、オイラ的には非純正でも新品を買うほうがオススメです。

というのも、純正RGBケーブルは生産からだいぶ経年しているので、端子内部に搭載しているコンデンサや抵抗、ハンダの劣化がかなり進んでいる物が多いです。自分でハンダゴテ使ってメンテ出来るのであれば延命できるのですが、手間なので。。

 

そのため、すでに純正RGBケーブルをお持ちの方でも、新規に買ったほうが良いと思います。

 

     

 

日本国内だと、探せば各レトロゲーム機のRGB21ケーブルは取り揃ってます。古い純正RGBケーブルで接続してなんかノイズが乗るなあ、、と悩んで時間使うより(大抵ケーブルが原因とは思わないので)、非純正でも新品を買ったほうが結果的に良いと思います。

 

オイラも純正ケーブルたくさん持ってますが、メンテがめんどいので非純正新品で結局全部買い直しました。結果、オイラは手持ちのゲーム機のケーブルの99%は、SCARTのケーブルです。

なんでSCARTのRGBケーブルなのかというと、上記でも紹介したretrogamingcables.co.ukのサイトのケーブルで買い揃えたからです。

Search - SCART Packapunch (retrogamingcables.co.uk)

 

このサイトでは、かゆいところに手が届くケーブルも扱ったりしてまして、例えばPlayStaion 1/2用の ガンコン対応のRGBケーブルとか(PS純正RGBケーブルでもガンコン使えるのですが、ちょっとケーブルの取り回しが面倒なんです)、大変便利です。

 

SCARTで揃えた場合、国産の周辺機器と接続するときはそのまま繋がらないのでこの点は不便ですが、SCART→RGB変換すればいいので困ったことはありません。

 

 

で。

とりあえず、BNC変換ケーブル と 各ゲーム機用のRGBケーブルさえ揃ってしまえば、あとは接続して電源Onッス。

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PVM-20M4JとBVM-D20F1Jを並べた図

 

いろいろ調べると先人達の評価では、15KHz表示はPVM-20M4Jのほうが上っぽいですが、BVM-D20のほうが微妙にくっきりです。

レトロゲーム機がソースであっても、よーくよーくよーく見比べると微妙にくっきり度が高いです。水平解像度(垂直TVライン数) が900本というBVM-D20のスペックのおかげですかね。”リファレンス モニタ” と言うだけありますなあ。

 

ただ正直オイラ程度の環境 と 知覚レベルでは、PVM-20M4JとBVM-D24F1Jで同じソースで画面だけ見せられたら差はわからない程度です。

ソースの問題もあるでしょうけど、スペックはBVM-D20のほうが上なのでやっぱりD20のほうが上でしょう。安直ですが、なるべく客観的に考えたらまずはスペックベースかな、と。

 

この写真では、右側のBVM-D20はキャリブレーション前に撮った写真なのでちょっと色合いが違いますが、ちゃんとキャリブレーションすればとても綺麗に映ります。色数が少ないレトロゲーム系で言うのもなんですが。

 

あと、BVMでは入力解像度が表示できるのですが、レトロゲーム機で一般的な240p信号は ”480/60i” と表示されるようでで、どうやら仕様です。

 

 

 

 


■アーケード基板(15KHz)を接続する!

 

すでに前述でCPS2基板接続の写真はありますが。

接続方法はシンプルに、コントロールボックスから出ているRGB21ピンケーブルに、RGB21→BNC変換ケーブルを接続して、それを背面のRGB C-Sync端子に接続すれば大丈夫です。

RGB21ケーブル と BNC変換ケーブル さえあれば、サクッと映ります。

 

ただまあ、BVM側の設定は必要なので、しっかりやっておきましょう。色々いじってればわかるものですが、簡単に一説明すると、

1-BVMのコントローラーで任意のチャネルを選択します。まあ、1ボタンを押せばOKです。
2-MENUボタンを押し、一覧から
INPUT CONFIGULATIONを選択します。
3-FORMATを選択し、”COMPONENT”を選択します。(この中にRGB設定がある)
4-RGBを選択します。
5-一覧に戻り、SYNC MODE項目(同期信号設定)で、
EXTを選びます。

 

これでOKです。コントロールボックスの電源を入れましょう。

電源オン~。

 

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爆突機銃艇が綺麗なのってなんか微妙に嬉しいですw
パケット とかめっちゃくっきりですww

 

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アーケードブラウン管もとても良いのですが、BVMはくっきり度が全然違いますな。。

 

いやあ、本当に綺麗です。基板から出ている信号を忠実に映せるってのは大変萌えますねw 当時、ゲーセンでこのクオリティの表示だったら一日中眺めていたと思います。

RGB改造ファミコンや、スーパーファミコン、メガドライブ、サターン、その他家庭用ゲーム機も同様の方法で接続できます。

 

この設定で映らなかった時は、INPUT CONFIGUATIONメニューのSLOT NOやINPUT NOを変更してみてください。複数ボードがある場合は、この項目でボード と ポートを明示的に指定する必要があります。これでもダメなときは、同期信号設定がINTになってないか再度確認しましょう。

 


■PC-Engingミニ/アストロシティミニを接続する!

さて、、、いよいよ本命の15KHz以上、すなわち480p、720pや1080iを映しますかー。ではとりあえず、720pのPC-Engingミニを。。

と思いましたが、PC-Engineミニの映像出力はHDMIですが、BVM-DにはHDMIなんぞありませんので、HDMI→HD-SDI変換を使います。あとは、HD-SDI端子に接続するためのBNCケーブルも必要です。

  

リンク貼っておいてなんですが、、、このあたりのケーブル系はSOUND HOUSEさんだととても安価に買えるのでおすすめです。

 

BNCケーブルは75Ωのものであれば大丈夫です。正直もっと安いものでも問題ないです。別に長距離伝送するわけでもないので。一般的な環境では、引っ張ったって3m程度でしょうから、この程度では差は出ないと思います。

 

ですがオイラは、カナレ(CANARE)社製のケーブルが好きなので基本カナレで揃えています。ケーブルの品質は勿論折り紙付きで素晴らしいのですが(前述の通りオイラの環境では差はほとんどありません)、一番の理由はコネクタの品質・強度です。

 

安価なケーブルも色々買いましたが、安いものはとにかくコネクタが壊れやすいです。
緩んで接触不良を起こす頻度が高かったのですが、カナレ製にしたらバッチリです。強度は勿論ですが、端子の品質もすばらしくキッチリ接続できますし、外す時もとてもスムーズでオススメです。とにかくコネクタのクオリティが素晴らしいのです。

愛と信頼と実績のCANARE製、推しなのです。

 

あともう一つの理由は ”見た目” です。やっぱ一流メーカーのケーブルは見た目もしっかりしています。まあ、、配線でウラに隠れちゃうのですが、ちょろっと見た時、かっこいーと思うと精神的な清涼剤になりますw

殺伐とした世の中には潤いが必要なのです。

 

 

しかし! 実はこのままでは、音が聞こえません。。。BVMには内蔵スピーカが無いので。。よって、さらにHDMIから音声を抽出する必要があります。

  
ケーブルはやっぱりSOUND HOUSEさんで買うのが良いです。

 

上記のBLUPOW HDMI 分配器 1入力2出力のやつは、HDMIから音声をRCAと光SPDIFで抜き出せます。

オイラはこれを使ってますが、おまけでHDMI分配機能もありなかなか便利です。しかも、1080/24pが通ります(ブラウン管BVMの中では、BVM-D32とBVM-F24J以外では使えませんが)、映画はやっぱり24pだと思ってます。ただし、HDMIケーブルがさらに1本追加になります。

無論、どのメーカのHDMIケーブルでもたいてい大丈夫ですが、オイラのオススメはカナレ製ですw

 

というわけで電源オン~。

ん?映らんぞ。と焦る前に、またBVM側でHD-SDI入力のチャネル設定が必要です。

 

というわけで今度こそ。電源オン~。

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PC-Engineミニ接続(720p)

 

うががががが、綺麗だーーー。BVM-D20は4:3モニタなので、これに720p出力(16:9)をすると上下に黒枠できてしまうのが残念ですが、発色の良さ と コントラストがバシッと決まり艶やかな画です。うおおおおお。素晴らしい!

 

アストロシティミニも、同じ方法でにバシッと決まります。

 

 

 


■Dreamcastを接続する!

ご存知の通りDreamcastはVGA(480p)出力に対応しています。当時は、PCのCRT(ブラウン管モニタ)に接続したものです。あまりの綺麗さに当時はビビりました。画面見たさにずーっとドリキャス遊んだものです。

 

で。このVGA(480p)をするには別途、VGAボックスが必要になります。VGAボックスはセガ純正もありますし(がプレミア価格でめっちゃ高いです)、非純正の安価ながらもVGAで良さげに表示できるケーブルもあります。

  

 

が。”VGA” ですので、、実は大きな問題があります。

”VGAボックス” 言うだけあって当たり前ですが、出力はVGA端子です。PC用のモニタであれば、そのまま接続できてバシっと綺麗に表示してくれますが、、、BVMでは勿論、このままでは接続できません。

VGA→BNC変換ケーブルを使えばイケるじゃん!と思いますが、VGAは同期信号が H/V-Sync で出力されているので、BVMには接続できません。BVMには、C-Sync同期信号が必要です。つまり、いわゆる”同期信号混合機”(Sync combiner) が必要になります。

 

それを単品で用意しても良いのですが、一番オススメなのは ”TORO” ボックスです。

TORO | beharbros

 

Dreamcast専用のボックスですが、純正より安価ですし、何よりかなり綺麗にうつしてくれます。そしてまた、VGA出力だけでなく、SCART(メス)コネクタも搭載しているので、SCART端子搭載のモニタにもダイレクトに接続できますし、SCART→BNC変換ケーブルを使っても接続できます。

 

 

が。

実はBVM-D20にとってはまだ乗り越えるべき障害が2つあります。

 

1)なんか色が緑色っぽく汚くなる

実はBVMではちょくちょくこの現象に遭遇します。

 

が。解決策はおおよそ決まってまして、BVM側のメニューで、”DLY P CLP” 項目を200前後に設定することで改善できます。

 

2)画面上部が歪む

これが最も問題です。結論から言えば、結局オイラは ”EXTRON RGB 192” を使う方法に行き着きました。

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EXTRON製品は日本ではあんまりお目にかかれず、だいたい海外オークションサイト(eBay)とかが入手元になります。

海外輸入だと、送料もそこそこですし、さらに価格によっては関税がかかります。。そして何より、到着までがだいたい3-4週間と遅いです。
でもコレ意外の方法もあるかもしれませんが(IMAGENICS社のHSC-7000とか)、たぶんEXTRON 190(や192)を使うのが手っ取り早いかもしれません。他のEXTRONシリーズのものでも行けそうな気もしますが、オイラが確認したのは192です。

 

もし、ヤフオクとかメルカリとかで、EXTRON RGB 190(か192)が出てたら買っておいたほうが良いかもしれません。さらに注意としては、192は電源を内蔵していないので、EXTRON製品用のACアダプタが付いているものを買う必要があります。うっかりACアダプタ無しで入手してしまうとちょっと面倒です。

 

あと、このEXTRON 192ですが、信号入力はVGA端子、出力はBNC端子になります。よって、TOROからEXTRON 192の接続にはVGAケーブル、EXTRON 192からBVMへの接続にはBNC4本<>BNC4本のケーブルが別途必要になります。例によって、ケーブルメーカーはどこでも良いですが、オイラはカナレが好きなのでw

  

 


面白いのは、BNCケーブルの接続の仕方によって、同期信号出力が変わるのです。背面側は、RGBとC-Syncの4つにBNCにケーブルを接続することで、C-Sync(混合同期信号)になりますので、この機能を使ってBVMに接続すればOKです。これで画面の歪みも解消されます。

 

 


■Blu-rayプレイヤーを接続する!

せっかく、1080iに対応しているのでゲーム以外でも活用したいってもんですよね。接続としてはコンポーネントで1080iで接続します。

使うケーブルは、GBRのコンポーネントケーブルですが、プレイヤー側は一般的なRCA端子ですが、例によってBVM側はBNC端子です。

 

が。

実はまた問題があります。。最近発売されているプレイヤーではコンポーネント端子を搭載していないものが多いですし(HDMI端子のみ搭載って増えましたねえ・・・)、実はそもそもコンポーネントでは480i出力に制限されているプレイヤーがほとんどでして、中古で出回っているプレイヤーでコンポーネント端子があっても1080iで出力できないものが非常に多いです。コンポーネント信号自体がHDCP信号を実装できないための問題なのですが、詳しくは下記を見てください。

'11年発売のBD機器はアナログ出力をSD解像度に制限 - AV Watch (impress.co.jp)

 

なので。

コンポーネントで1080i出力するには、2011年製造以前の各社Blu-rayプレイヤーである必要があります。Blu-rayプレイヤーを中古で探すときは、型番やプレイヤー背面にたいてい貼ってある生産年のシールを確認することが重要です。

そのためにオイラは、SONYのBDP-S5000ES と BDP-S370を未だに愛用しています。

 

   
幸い中古ではまだ売ってます
オークションやフリマからの入手の際にはBlu-ray/DVD再生確認済みを狙いましょう
ピックアップが死んでる個体が多いです(大抵、メディア認識時のコピーガードで引っかかる)
もっとも、昔のプレイヤーは、相性によって一部メディアを認識できないケースがそこそこあります

 

 

が。実は、最近のプレイヤーでも一応回避策はあります。接続が大変面倒ですが、、、その点については、次章の ”PlayStation3を接続する!” をご参照ください。

 

 

 


■PlayStation3を接続する!

次に、PlayStation3を接続するのですが、こちらも困ったことにPlaystation3はHDMIですが、コンポーネント出力という方法もあります。が。Playstation3は、初期バージョンはコンポーネントで1080i出力が出来かつHDCPが無効になるのですが、中期・後期バージョンではコンポーネントは強制的に480iになってしまいます。HDMIじゃないと1080iでは出力できませんし、HDCPも付いてきます。(PC-EngineミニはHDCPは出力されてません)

 

回避策としては、

1)初期型PS3(CECH-4000C以前)で1080iコンポーネント出力→コンポーネント接続

2)いずれかの世代のPS3で1080i HDMI出力→HDCP回避HDMIドングル接続+HD-SDI変換機器→HD-SDI接続

3)いずれかの世代のPS3で1080i HDMI出力→HDCP回避機能付きHDMI>RGB変換→RGB接続

 

になりますが、一番簡単なのは1ですね。初期型をお持ち出ない方は、中古で買うことになりますが、Blu-rayも再生したいという人には、この選択肢が一番ラクチンです。あと必要なのは、PlayStatin2/3用のコンポーネント出力ケーブルでOKです。

 


ただもし、PS4とかも接続したいとなれば、3の方法がベストです。
どうしてもHD-SDI使ってみたいんだいという人(オイラ)は、2も試すと面白いですが正直ケーブリングが煩雑過ぎます。

 


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PlayStation3 アフターバーナークライマックス

 


■PC-8801MA2を接続する!

地味に問題があります。

1)本体のデフォルト周波数が24KHz

2)本体のRGB端子が、2段のD-SUB15 Pin。(一般的な3段のMini D-SUB15 pinではない)

 

1に関して、BVM-Dでは24KHzを何故か受け付けてくれませんでした。画面が流れてしまいます。

よって、PC-8801側で15KHz出力にディップスイッチ設定の変更が必要です。

 

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■X68000を接続する!

ほんとX68は厄介です。 色んなモニタでトラブル起こします。X68自体のグラフィックモードが特殊すぎるせいなのですが、、問題点は2つ。

 

 

1)同期信号がH/V-Sync
昔のマイコン系は、同期信号が大抵C-Sync出力ですが、X68は困ったことにH/V-Syncです。Dreamcastも同様の問題がありますが、あちらは専用のTOROボックスで解決しました。が。TOROボックスの入力端子はDreamcast 用なので、X68にはTOROボックスは使えません。

ので、”同期信号混合機”(Sync combiner) が必要です。で。マイコンソフト社の(初代)”ROOTY”を使いました。初代ROOTYはPC用に作られた製品ですが、同期信号をC-Syncに変換してくれる機能がありますのでこれに接続し、ROOTYからD-SUB→BNCに変換で接続します。(でも友人のBVM-D20だとうまくいかなかったという話もあり。。BVMのFWバージョンの問題でしょうか。。)

 

2)なんか色が緑色っぽく汚くなる+画面上部が歪む

また出ましたw

が。Dreamcastのところにも書きましたが、BVM側のメニューで”DLY P CLP” 項目を200前後に設定することで改善できます。

 

 

Img_3837

でもなんか、15Khz表示の時は画面端が切れるゲームがあるんだよなあ。。だいたい問題ないのですが。。

で。結局、次のセクションPC-9801BA3接続する!の方法でもご紹介するスケーラーを使う方法で対応しました。

 

 


■PC-9801BA3を接続する!

いやあ、PC-98はだいぶ厳しいです。

まずやっぱり、2段D-SUB15<>3段ミニD-SUB15ピン変換のために、サンワサプライのAD-D15NEを活用します。これ便利ですよね。

 

オイラが持ってるのはPC-9801BA3なので、画面出力は標準の24KHz の他に31KHzも出せるのですが、どちらでやっても表示できません。。BVM-D自体の水平周波数は対応してそうに見えたんですけどね。。それに31KHzなら行けるだろうとも思いましたが、、、

RGBの信号は綺麗に入っているようですが画面が流れます。同期の問題のようです。

 

そのため、X68000と同様にH/V-Sync出力のせいかと思いましたが、PC-98シリーズはC-Sync(9番Pin)とH/V-Sync(13,14番Pin)両方で同期信号を出している気がしたので(違ったかも)、映ると思ったんですが。。

もしかして、AD-D15NEは9番Pinは配線されてない??、もしくは手持ちのVGAケーブルが全結線ではない?、せいかも??

 

と思い、2段D-SUB15ピン<>3段ミニD-SUB15ピンの変換ケーブルも自作して繋げてみましたがどうにもダメでした。

 

さらに、初代 ”ROOTY” も使いましたがこれもダメでした。。X68同様、特殊な同期信号なんすかね。。

 

で。

 

結局の所、スケーラーの力を借りることにしました。IMAGINCS社のHSC-7000です。

 

20210220_004654_035

このスケーラーは結構イケてまして、VGA信号を最大1080iの出力でRGB/コンポーネント(とD端子)、SD-SDI、HD-SDIに変換できます。1080pには対応していませんが、BVM-Dにとっては十分すぎる機能です。

 

オイラ的には、スケーラーはフレーム落ちするものが多いので、使わないので済むのであれば使いたくなかったんですが、背に腹は変えられませんし、そもそもマイコン系でそんな1、2フレ落ちたところで大勢影響が無いので妥協します。

それよりもスケーラー自体が場所を取るのがなかなか痛いです。とはいえ、もう十分ケーブル地獄なので、もう変わらんだろという気もしますが、、、

 

で。どうだったかと言うと、HSC-7000だと画質も良くシャキっと決まりました。480pでRGB出力でバッチリです。
(ちなみに、ブラウン管だと違和感ありませんが 、液晶モニタ+IMAGENICS系デバイスは、フレーム落ちすぎな印象があります。。。)

 

20210220_005255_219

 

その他スケーラーであれば、EXTRON DV504とかもイケましたが、ちょっと画質が眠い感じになりましたので、今の所HSC-7000を使ってます。

HSC-7000は、あんまり見かけませんが、スーパーレア アイテムという程ではないので、辛抱強くオクやフリマ探していると、ひょこっと出てきます。相場っぱい感じは、20k~30kあたりな気がします。業務用スケーラーがこの価格であれば激安ですな。

 

やっぱり、国産マイコンには、国産のスケーラーがベストって感じですなあ。(SONYも日本メーカーなのになあ。。とはいえBVMモニタが想定している業界が違うだろうとw)

 

しかし、、スケーラー使わなくて画面表示できた人いないかなあ。。もし、できた方がいれば是非教えて下さい。。

 

 


■コントローラー マウンタ キット(BKM-32Hモドキ)を自作する!

で。最後に、、ゲーム機接続とは関係ないのですが、どうにもBVMのモニタ コントローラの ”位置” が気になりはじめてしまいました。

 

BKM-32Hというキットがあれば、モニタの下に純正パーツでガシッとコントローラを組み込むことができるのですが、これ単体の入手はほぼ絶望的です。入手するとすれば、初めからBKM-32Hを搭載したBVMを買うしかない感じです。。

 

でも、マウンタ無しで買っちゃったからなあ。。カッコよさもの問題もあるのですが、コントローラーが意外と邪魔です。モニタの上に置いても良いのですが、操作するとき腕を持ち上げることになりますが、年のせいか腕が痛いんです。。w

 

なので、自作することにしました。材料はシンプルです。というわけでホームセンターでMDF材 と 杉の角材を買いました。

Img_7651
MDF材:横444mm(横)x545mm(奥行き) x 5m(厚さ)
杉角材:30mm(横)x45mm(高さ) x 340mm(奥行き)

 

ホームセンターであれば、大抵カットサービスがあるので切ってもらうのが一番ラクチンです。自分で道具から揃えてやろうとすると、そこそこ費用がかかりますし、買ってもそんなに使わないだろうし、、なので。

 

あとは接着用の 「木工ボンド」。もし、もうちょっと凝りたいのであれば、「塗装用スプレー」、「サンディングシーラーのスプレー」で塗装しましょう。(塗装やシーラーを塗布するのに、刷毛を使うのはあまりお勧めしません...大抵、刷毛の抜け毛が張り付きます。)

 

Img_7652

角材の写真のように設置して、木工ボンドで固定し、コントローラを仮置します。この時点で、コントローラーにはモニタと接続するケーブルをあらかじめ接続して、背面側に伸ばしておきます。

その後に、エイやっとモニタ(40kg...)を置いて、伸ばしておいたケーブルをモニタの背面コネクタに接続すれば、”BKM-32Hモドキ” の出来上がりです。

Img_7653

 

見た目は微妙ですが、機能的には文句ありません。これで、コントローラーを長時間いじってても腕が痛くなりませんw


 

 

さてさて、長らくBVM-D20F1Jへのゲーム機接続を紹介しましたが、試すこと自体が結構楽しいです。今後もガシガシ接続する予定ですが、何か接続しようとするたびに色々と費用は掛かるなあ。。

 

20インチのPVMとBVMも入手したので、これでしばらく落ち着くかと思いましたが、、、

ブラウン管沼は続くのでした。

 

 

2021年9月10日 (金)

SONY 「PVM-20M4J」 HRトリニトロン ブラウン管モニタを買ってしまった <

■SONY PVM-20M4J HRトリニトロン ブラウン管モニタ

20240128追記:本エントリの最下部に、Service Modeの入り方と超簡単簡素な説明を載せておきます(このエントリやたらアクセス多いので…)

Img_9094-2

 

いやぁ、大変お久しぶりです。。忙しさにかまけて相変わらず放置していました。。気がついたら2021年で元号も令和に変わってるし、新型コロナだし、緊急事態宣言だし、オリンピックだしという。。そしてこのブログのインターフェースがいつの間に変わって書きづらいッス。

 

あ。オリンピックの開会式はびっくりしました。まさかのゲーム・ミュージックですからね。色々意見はあるようですが、オイラにとってはまさに ”救済” で、今までの人生が救われた気がしました。割と本当にw

 

で。

会社は変わらずですが、実は2018年5月にまた転勤しまして札幌から横浜です。とにかくすべてがバタバタしている上に業務が広くて量も多い仕事でして気力も毎日無いくらいです。世間で言うブラックな会社ってやつなんですかね。でも、とりあえずだんだん慣れるもんですね人間。意外と自分の性に合ってる気もしてきました。。

 

その引っ越しですが、またまた大量の基板 や オールドPC たち、ブラウン管モニタといっしょに引っ越しでした。なんかその時の引っ越しで荷物量は合計10tに。。。引っ越しする都度に順調に増えています(一応、こんなオイラにも家庭があるので家族分の荷物も含めてですが)。

引っ越しの都度、基板が壊れないかヒヤヒヤです。とくにバブルシステムのグラディウス。でも、Bubbless(バブレス)という神アイテムが発売されたおかげでバックアップも取れたので心の重荷が一つおりました。ほんと作ってくれた人には感謝感謝!です。

Img_0242

 

Img_0246

 

Img_0258

 

この数年の間も細々と基板を書い続けてきましたが、最近の基板の値段の高騰ぶりはたいへん恐ろしいもので、、人気タイトルは4、5年の間で2倍くらい高騰している感じです。バブル版グラディウスに至っては、5,6倍ほど高騰してますね。(”ネメシス”ではない)EPROM版グラディウスはなんかアラブの石油王じゃないと買えないレベルですw まずモノ自体が滅多に出てきませんが。。。

 

で。

ふと思ったのですが、そういえばアーケード ブラウン管もすごく減ってる。。と。オイラは基板を始めたときからブラウン管で遊んできましたが、これが壊れたらもう入手できないのかと思い至り、実はここ数年はブラウン管確保に勤しんでましたw

 

なので久々のブログですが、ちょっと趣を変えて(何回かに分けて数年分の)ブラウン管の話をしようと思います。

 

 

 

 

 

というわけで、買いましたw(いきなりの出だしですが)

Img_4210

SONYのプロフェッショナル用途の20インチ ブラウン管モニタ SONY PVM-20M4Jです。

いやああああ、すごい綺麗です。

 

Img_9534

 

Img_9759

SONYの業務用PVM/BVM ブラウン管モニターはすごいすごいという話しは聞いていて、かなり情報も集めていましたが、中古でもどうにも価格が高すぎて歯牙にもかけませんでした(新品はそもそももう無いですが)。その予算があれば基板買ってましたから。

 

で。。。前述の思いもあり、ブラウン管保護活動のために予算割り振りを変えましたが、(今更ながら)こんな世界あったんですねという驚きでした。

 

結局、アーケード ブラウン管単体の販売やオークションの数は相変わらず少なく、出てきても スペック や 状態が微妙すぎるものが大半でしたので、半分諦めてアーケード用のブラウン管以外でRGB接続出来るモニタを探しました。

 

RGB21(やAVマルチ端子)で表示できるブラウン管は民生機のものであれば今でもオークションやフリマサイトでも入手できる範囲ですが、ブラウン管はどうにもデカイため何台も何台も買いづらいので、どうせ置くなら出来るだけ質が良いモニタを。。。と思いエイヤと思って手に入れたものです。

 

アーケードブラウン管も綺麗ですが、実際に入手してみてPVMの実力にはビビりましたw
なんせ違いが一目でわかりますからね。

 

Img_4215     Img_9108-2

写真ですとモアレ(縞模様)が出ちゃってますが実際はめちゃくちゃ綺麗です

 

入力された信号をそのまま表示させるための業務用途モニタなのですが、入力ソース自体の質に左右されます。というか、PVM/BVMはそれをチェックするためのモニタですが、記録された映像自体の品質もありますし、接続した映像機器やケーブルの質にも左右されます。

その点基板だと、なんせ基板が生成した信号をそのまま受け取りますので大変綺麗です。そういった意味で、基板や家庭用コンソールとの相性は抜群ですね(今更ですが)。


Img_9261

もっともこのPVM-20M4Jモニタは15KHzのみ対応ですので、SEGA MODEL1/2/3やNAOMIとか、その他24KHzや31KHzのアーケード基板やマイコンは表示できません。また、マイコン系でもPC-9801やX68000も映りませんが、大半の基板と家庭用コンソールたちは15KHzですのでそこは妥協です。

PC-8801やX1(要15KHz出力にディップスイッチ変更)や、MSXの表示もできますので充分かと思いました。あと、PVMはコンポーネント入力(すなわち480iですが)を受け付けてくれるのはちょっと助かります。

 

 

 

 

 

しかしRGB入力は従来のRGB21端子ではなく、BNC端子なのでここは変換がちょっとめんどくさいですね。コンポジットもBNC端子ですが、S端子(Y/C端子)は従来のケーブルが使えます。


この機種では本来RGB/C-Syncのループ出力BNC端子にターミネーターを接続する必要は無いみたいですが、とりあえずつけてみましたw

Img_4212 Img_1542

 

 

 

 

 

 

コンポジットやS端子も搭載しているので、レトロゲーム家庭用コンソールでは充分な入力端子です。これらの端子ですら綺麗ですからね。。(もちろん、入力ソースの品質にもよりますが)

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S端子接続でDVDプレイヤー再生

 

S端子でDVDプレイヤー接続の画面ですが、こんなにS端子って綺麗だったっけ。。RGB接続と一瞬錯覚したほどです。コンポジットと比べればそもそもS端子は十分綺麗ですが、一般的なモニタとは比べ物にならないくらいPVMのS端子表示マジですごいです。PVM-20M4Jの水平解像度(垂直TVライン数)800本のおかげなんですかねえ。

 

 

Img_0272-2
ついでに、Blu-rayプレイヤーで480i出力してコンポーネント接続
スキャンラインが懐かしい感じw

 

Img_1392

X1 Turboもばっちり綺麗です

 

Img_9222

光線銃もいけます!

 

オイラ手持ちのアーケードブラウン管は29インチの3モード 15/24/31KHzマルチスキャンなので、大きさも対応周波数的にもスペックダウンなのですが手持ちゲームのほとんどが15KHzですし、何より画質が圧倒的に綺麗なのでまずはこれでよし、と。

 

で。実はしばらく使っていたら、一部のPVMシリーズ特有の持病が発症しました。。

RGBラインIssueというものです(R、G、Bのそれぞれの1本線が画面上部に表示される不具合)。 15KHz専用のPVM(およびオリンパスのOEVでも)のほとんどの機種でいずれ発生します。

これから15Khz専用のPVMを購入される方は、覚悟はしておいたほうがいいです。

Img_8979
RGBラインIssue

 

Img_8977
この不具合は常時画面上に発生します。

 

これはマザーボード上の複数パーツの劣化によって引き起こされます。サービスモードを使えば ”隠す” こともできるのですが、時間経過とともにまた表示されます(悪化します)。

つまり、実はすでに発症していて”隠されている”個体もありうる、ということです。オークションやフリマサイトでは気を付けましょう。出品者も隠されているものを入手して、その後に出品している可能性もあるので一概に責めることはできませんが。

 

最終的には、パワーサプライにも影響を及ぼし完全に壊れてしまうようなので、いずれにしても早々に対処する必要があります。

Img_9042
めんどくさいですが外科手術です。。

 

Img_9467
パーツ入れ替え中

 

マザーボードを取りはずまでの過程が結構めんどくさいですが、コネクタの接続や配線もスマホで写真を撮るなどして記録に残しておきましょう。

フライバックトランス(ブラウン管用の電源パーツ) と ブラウン管 を接続している”アノードキャップ”(ブラウン管背面上部についている吸盤みたいなやつ)を外さなくても作業は一応できますが、ものすごくやりづらいのでアノードキャップは取り外したほうがいいです。

ですが。

アノードキャップを外す作業が、超高電圧感電する可能性が一番高い作業ですので。。。
電源を外した状態で、アノードキャップを外せても菅内部には超高電圧がずーーーっと帯電しているので作業には細心の注意が必要です。

 

本当に面倒なのですが、自分のPVM-20M4Jは複数のパーツ交換で完全回復しました!

 

とりあえず、手持ちのアーケードブラウン管が壊れてしまったときの予備として無事確保できました!
有機LEDで4Kどころか8kテレビが市販されている時代にコレですからねw


 

しかしこれが、泥沼の始まりなのでした。。。

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さて、、最後にオマケで、PVM-20M4JのService Mode(サービスモード)の入り方を掲載しておきます。

多くのPVMモニタは、MENU表示をした状態で DEGAUS(デガウス)ボタン+ENTERボタンを同時に押すことでサービスモードに入れます。技術者用設定ですので自己責任にて行ってください。いろいろなノウハウが無いと苦労します。また最悪、壊れます。


122の項目がありますが、わからない項目は変更しないほうが良いです。変更して見た目変わってないものでも、思わぬところで影響が出ます。作業する前に、一度全ての項目の数値をメモしておいてから作業することを強く推奨します。正直、オイラも設定項目についてはほとんどわかりません(ので、ご質問いただいても適切な回答ができないと思います)

メニュー操作方法:

・サービスモードから抜けるときは、 DEGAUS(デガウス)ボタン+ENTERボタンを同時に押してください。
・設定変更を保存しなかった場合は、モニタの電源を切るまで反映します。
・サービスモード中に、DEGAUSボタンを連続2回押すと全ての設定を保存します。
・サービスモード中に、BLUE ONLYボタンを連続2回押すと保存されていた設定を全て読み込みます。

 

もう少し下記にPVM-20M4JのService Modeで設定できる項目一覧の表を掲載します。(その前に長い注意項目を挟みます。必ずお読みください)

・Service Mode 画面の一番右上に表示される数字が下記でいうNo.です。(No.は機種によって違います)
・Service Mode 画面の一番左上に表示される項目が下記でいうSERVICE ITEMです。
・SERVICE ITEM項目の1行下に表示される項目が下記でいうSETTING NAMEです。
・SERVICE ITEM項目の右に▶(右向き三角)で表示されている数字が下記でいうVALUEです。

 

注意1!

なお、VALUEはオイラ手持ちのPVM-20M4Jから記載したものですが、これが ”正しい数字というわけではない” です。これらの数字でオイラの環境では特に大きな不具合を感じなかった数字、というだけです。また中古購入された方は前オーナーの設定などで数字が全く違うかもしれません。特に、ジオメトリ周りの数字はちょっと変わると、見え方が全然変わってきます。(ゆがんだり、傾いたり)

あくまでもオイラの環境での参考値としてください。ただご自身で無茶苦茶にして保存してしまってどの数字にすれば良いんだろう…とお困りの方にはもしかすると参考になったりするのかもしれません。

 

注意2!

なんらかのVALUE項目を変更して画面に何の変化もない場合、その値はそのままにせず変更前に戻したほうが良いです。というのも、この設定は各入力数周波数や画面モードごとに設定することができ、今の入力モードでは変化がないだけで裏では変化しています。そのため気づかず保存して、いざそのモードを使う際にとんでもない表示になり、前の数字もわからず元に戻せない可能性があります。

 

 

注意3!

基本的に、SERVICE ITEM項目名が ”NOR 60 DEF” と ”NOR DEF” だけ変更すれば90%は事足ります。なおNORは”Normal”、DEFは”DEFLECTION”、60や50の数字は入力周波数という意味です。16:9は本体ボタンで16:9を有効にしたとき、U/Sは本体ボタンでアンダースキャンを有効にしたときの設定、という意味です。つまり、SERVICE ITEM名は、各入力や画面モードの項目を意味します。

**画面サイズや位置修正は、NOR60 DEF配下のNo.5-6になります。
**ジオメトリ(表示画面の形状)修正は、 NOR DEF配下のNo.7-17になります。
**ジオメトリ操作は、モニタが十分温まった後(20~30分ほど)に実行すると良いです(冷えているときに設定すると見え方変わります)

ここだけでほとんど事足りると思います。(この設定だけでも、オイラ数時間かかります。)

Defset

注意4!

Item♯ 112の AGING MODE(エージングモード)は、1にしないでください。切り替えた時点で白い画面のままになります。メニューも何も操作できなくなります。電源を入れなおしてもこの状態です。解除するには、本体前面のなんらかの入力ライン切り替えボタンを2回連続で押してください。これ知らないと焦ります。

 

■PVM-20M4J Service Modeメニュー項目一覧

No. SERVICE ITEM SETTING NAME VALUE
1 NOR 50 DEF H FREQUENCY 90
2   VIDEO PHASE 158
3   V SIZE 162
4 NOR 60 DEF H FREQUENCY 128
5   VIDEO PHASE 85
6   V SIZE 156
7 NOR DEF V CENTER 166
8   H SIZE 180
9   PIN PHASE 115
10   PIN AMP 113
11   LOWER PIN AMP 118
12   UPPER PIN AMP 86
13   SEXY 131
14   V LINEARITY 144
15   V BOW 30
16   LOWER BOW 39
17   V ANGLE 4
18 U/S DEF V SIZE <50> 167
19   V SIZE <60> 145
20   H SIZE 210
21   PIN PHASE 108
22   PIN AMP 101
23 16:9 NOR DEF V SIZE <50> 92
24   V SIZE <60> 88
25   PIN PHASE 102
26 16:9 U/S DEF PIN AMP 63
27   V SIZE <50> 50
28   V SIZE <60> 45
29   PIN PHASE 29
30   PIN AMP 45
31 COMPONENT SUB PHASE 123
32   SUB CHROMA <NORMAL> 103
33   SUB CHROMA <SMPTE> 166
34   R-Y LEVEL 178
35 NTSC BURST GATE PULSE WIDTH 32
36   CRYSTAL 62
37   PHASE <NORMAL> 111
38   PHASE <ACC OFF> 128
39   B-Y PHASE 224
40   CHROMA <NORMAL> 132
41   CHROMA <ACC OFF> 79
42   R-Y LEVEL 91
43 NTSC 443 CRYSTAL 82
44   PHASE <NORMAL> 63
45   PHASE <ACC OFF> 63
46   B-Y PHASE 184
47   CHROMA <NORMAL> 129
48   CHROMA <ACC OFF> 80
49   R-Y LEVEL 104
50 PAL PHASE <NORMAL> 111
51   PHASE <ACC OFF> 113
52   B-Y PHASE 177
53   PHASE <NORMAL> 125
54   PHASE <ACC OFF> 146
55   R-Y LEVEL 145
56   CHROMA 145
57   R-Y LEVEL 186
58   COLOR BALANCE <R-Y> 132
59   COLOR BALANCE <B-Y> 105
60 C/T1 D93 3200K SW 0
61   BIAS <RED> 394
62   BIAS <GREEN> 400
63   BIAS <BLUE> 586
64   GAIN <RED> 718
65   GAIN <GREEN> 700
66   GAIN <BLUE> 838
67   B/O <RED> 90
68   B/O <GREEN> 101
69 C/T1 Dxx 3200K SW 0
70   BIAS <RED> 500
71   BIAS <GREEN> 400
72   BIAS <BLUE> 415
73   GAIN <RED> 815
74   GAIN <GREEN> 700
75   GAIN <BLUE> 708
76   B/O <RED> 127
77   B/O <GREEN> 102
78 W/B SUB CON <4:3 NORMAL> 182
79   SUB CON <4:3 H/V DELAY> 103
80   SUB CON <16:9 NORMAL> 167
81   SUB CON <16:9 H/V DELAY> 92
82   SUB BRIGHT 52
83   USER B/O <RED> 90
84   USER B/O <GREEN> 82
85 OTHER LANDING 47
86   V HOLD 128
87   H BLANKING 69
88   V BLANKING <50> 88
89   16:9 BLANKING START <50> 16
90   16:9 BLANKING END <50> 173
91   V BLANKING <60> 190
92   16:9 BLANKING START <50> 255
93   16:9 BLANKING END <50> 170
94   H DELAY 173
95   V DELAY 115
96   HP POSITION 112
97   HP WIDTH <NORMAL> 83
98   HP WIDTH <H/V DELAY> 31
99 SYSTEM SDI AUDIO 5
100   358 TRAP FILTER 0
101   ACC 0
102   CAPTION VISION 3
103   COMPONENT LEVEL 2
104   NTSC SETUP LEVEL 0
105   CHROMA SET UP 1
106   COLOR SYSTEM DISPLAY 0
107   COLOR TEMPEERATURE 0
108   USER PRESET 0
109   LANGUAGE 0
110   RGB SYNC 0
111   OPTION BORARD 5
112   AGING MODE 0
113   KEY GUIDE 1
114   REMOTE MODE KEY 0
115   PAL-M 0
116   MODEL 2
117   COLOR TEMP DISP 1 93
118   COLOR TEMP DISP 2 65
119   REMOTE ADDRESS 0
120   RESERVED 1 0
121   RESERVED 2 0
122   FACTORY SET FLAG 0

 

最後の最後にFACTROY SET FLAGというのもありますが、やらないほうが良いと思います(オイラは怖くてセットしたことがありません)。おそらくですが、ジオメトリとか設定前の数字になりすべての画面表示ジオメトリを自分で設定しなくてはならない状況になるのでは、、、を危惧してやったことがありません。

 

 

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